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気持ち良く仕事したいし、して欲しい
先日ちょっとした検査で、初めてカナダでクリニックではなく病院へ行って来ました。
来ている人たちは基本予約している人たちだからそんなに混雑しているという感じもなく、特に私の時間枠はその日最後のものだったから余計にかもしれないけれど、病院内はすごく静か、というか少し閑散としている雰囲気でした。
ただその中でも看護師の人たちは私の待合の椅子の前を行ったり来たりしていて、やる事が沢山あるんんだろうなぁと思いながら見ていました。
そして実際にこの人たち一人一人が働いてくれているお陰でこうして検査したり出来るわけですが、やはりそこは人間。
ゆったりと患者さんに話しかけてくれる人もいればさかさかと動いている人、にこやかにしている人もいればムッツリしている人もいました。
基本的にどの仕事も人と関わる箇所はあるだろうけれど、その時間の長さは職種によってです。
保育士は基本ずっと誰かと話している仕事ですが、お医者さんたちもそうだろうし、しかもその相手はランダム。
それに病院に来ている人の健康でハッピーな人の割合はそんなに多くないだろうから体力的なものはもちろん、精神的にも本当に大変な仕事だと思います。
ただ一応「患者」の立場として来た時に、その話している看護師さんやお医者さんが不機嫌な感じだったりするとただでさえ緊張しているのに余計に緊張するし、不機嫌なまま検査されたら適当な感じにされてしまうのではないか、と不安になります。
もちろん進言は出来るし話もできる。
でも私には実際にどういうことが起こっていてどういう検査方法でどうなると言うことが、説明されていても想像の域を出ません。
情報を自分なりに集めても、実際の現場では違うと言うのはどの職種でもよくある事。
ましてや医療現場は、特に今まで幸運にも健康体で来た本当に未知の世界。
だからちょっとしたことでも気になってしまいます。
そしてこの検査に漕ぎ着けるまでそこそこ長かったので(3ヶ月半)、出来ればこれで終わりにしたい。
もう電話を何度もかけて何度も繋がらず、なんて事は避けたい。
(これらがあって本当に日本の医療の素晴らしさと便利さを痛感しました)
そんな事を思いながら検査を待ちつつ病院で働いている人たちを見ながら、やはりCaregiverには気持ち良く仕事をして欲しいと思っていました。
Caregiverとは「世話をする人」ではなく「ケアをしてくれる人」と言う意味で言っています。
その人達自身が相手の為に何かをしてくれる。
これって本当に凄くありがたい事なんですよね。
単純に「仕事だから」と言って仕舞えばそれまでなのですが、誰かの為に何かをするのって凄く労力と気力を使う事だし、その責任も自分に対してより重い。
だからこそしてもらうことに本当に感謝したいし、ありがとうございますって思う。
ただ、逆にそれを受ける側としては力がないと言うことも感じました。
↑で言ったように進言することもクレームする事だって出来る。
でも実際の場で力があるのはしてくれる人たちなんです。
極端に後先考えなければ、彼らの思いのまま。
まぁ実際問題そんなことをしたら責任問題などが生まれるから、そう起こることでは無いだろうけど、でもそうする事も彼らは可能であるわけです。
特にこちらでは「仕事でしょ⁉︎」と言いたくなるくらい良い加減な仕事をしている人を見かける事も多々あり、「お金をもらっているんだから仕事しろ!」は通じない。(もちろんそんな人ばかりではありませんが!)
そう考えると、本当に心から、彼らには「気持ち良く仕事をして欲しい」と思います。
イライラしたりする事は人間だからあるだろうけど、そんな中で仕事をされると普通に適当な仕事をされそうで怖いです😨
私の仕事も誰かをケアする仕事です。
人間なので常に一定の感情でストレスなく毎日過ごせる、何てことはありませんが、それでも子ども達に私たちの感情はダイレクトに伝わります。
だから同僚たちにも気持ちよく、出来る限り子どもに集中して仕事をして欲しいと思うし、私自身もそうしたいと思っています。
私(達)自身を含め、どんな職種でもみんな気持ちよく仕事をして欲しいと思いますし、でも特に「Caregiver」の仕事についている人の職場環境は少しでも良くなっていって気持ちよく仕事を出来る状況でいて欲しいなぁとつくづく思った時間でした。
(待ち時間が長かったのでこんな事を考えていました。関連しているような記事を過去にも載せているのでお時間があればぜひ!)
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