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There is

思考のなかに一本のヒモの端が見えていて、私はどうにか手繰り寄せることができる。そのヒモの先には“問題”に対する明確な“答え”があると思っている。しかし手繰り寄せることすら困難で、あげくヒモの先には何もないことも多々あって、そのたびに意気阻喪したりして、どうも簡単には“答え”は見つからない。

すべては始まり 終わる頃には
気付いてよ 気付いたら
産まれた場所から 歩き出せ
歩き出せ

けれども私は、駄菓子屋のくじのように幾許かの代償を払い続け、一本ずつヒモを引いていくしかない。
何本ものハズレくじを掴ませられながらも。


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