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ライムの香りに包まれる夏

日本でタピオカブームの訪れた時期があったが、台湾ではタピオカミルクは常にマストな存在。

それと同じくらいヤクルト+お茶のドリンク、レモン系の酸味あるドリンクなどもマスト。

ミルクティーや紅茶のお茶系も、マンゴーやパパイヤなどのフルーツ系も全部マストなのだ。

いたる所にあるドリンクスタンドでは、季節に合わせたフルーツや食材を使った新商品が次々と生み出されている。

普段コーヒーばかりのわたしだけど、今日は水分を取らずにママチャリで走り回ったので喉が渇き、久々にドリンクスタンドに吸い寄せられた。

「黒糖タピオカもいいけど、カロリーが気になるわね」
「ヤクルト緑茶も捨てがたいな」
「なにコレ!ドラゴンフルーツの新商品ドリンクだって」

店先でさんざん悩んだ挙句えらんだのは、候補に全く入ってなかったミルクティーだった。

もっとグイっと飲めるドリンクがよかった・・・な、なんて。

あるよね、なんだかやることなすことしっくりいかない日って。なんかやること空回りする日って。

気持ちが良くないほうでフワフワする感じ。今日はまさにそんな日。

飲みたいドリンクすら満足にオーダーすることができなかったわたしだから、ドリンクスタンドは無知。

しかし、お気に入りのドリンク店を、ひとつだけ紹介したいと思う。

お気に入りのカフェならいくらでも紹介できるのだけどさ。
(と、意味のない強がり)

東海ライム店

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日本語の看板表記に喜びを覚えてしまう。

オーナーは日本語を話す。去年初めて会ったときは、日本語力が高かった。今年、久しぶりに顔を出すと「日本語忘れてきちゃったよ~」だって。

コロナ禍で日本人観光客がいなくなり、日本語を話す機会が減ってしまったそうだ。減ったと言うかきっとゼロに等しい状況なのだろう。

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入り口付近に置いてあるカゴの中身はライム。

お店に入る前から、いや、このお店のある路地に入ったあたりからライムの酸味が鼻孔をくすぐる。

その匂いに引き寄せられて歩いてくると、ここにたどり着くというわけだ。

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ドリンクは、ライムのみもあるし、マンゴーやキウイ、ドラゴンフルーツとミックスしたもの、ハイビスカスを甘く煮たものを入れたものなど種類が豊富。桑の実とミックスしたものもある。

甘さを調節してくれるので、お好みの味にカスタマイズが可能なのが嬉しい。

息子は、酸味に強い男をアピールしたかったようでほんの少ししか甘さをたさなかった結果、酸っぱさに身ぶるいしていた。
わたしは、酸っぱいのが好きなので、おいしくいただいたのだけれども。

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なかなかインパクトのあるデザイン。パッキリとしたイエローが爽やか!

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ライムの匂いに混ざって、熟れた甘いマンゴーの香りもした。
その隣にはキウイ。奇異果とは、キウイの中国語。

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歩いているだけでフラフラ倒れそうになる台湾の夏。
飲むとシャキッとなる酸味たっぷりのライムドリンクはわたしの夏の必需品なのである。


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