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笑っちゃう…

今年、最後の記事です。急いで、書いています。新年になる前に、書き終えて、シャワーをしなくてはいけません。急いで、今日、大晦日に起きたことを。

たくさん、おおっと…と思うことがあった、今日、大晦日の日。

気を取り直して、町から40分の田舎にある賃貸物件を見に行きました。青い空、涼やかな風、そして、田舎の道の両脇に広がる牧草地、牧草地、畑、牧草地、ときどき、原っぱ。きれいです。私の大好きな風景です。

いいかもぉ…。

昨日、見に行った物件ほど、遠くはありません。

40分と言っていたけど、そんなにかからない様子。ありかもなあ…。ありだな。カンガルーに気を付けないといけないけど。道路の露結に気にかけて。でも、アリだな。

しかし、途中から、やっぱり、結構遠いなぁ…。

途中、集落もあって、まだ、かかる…。

そして、あと、17㎞。

あと、13㎞。

素敵な風景が広がります。

そして、あと、6㎞で、大きい1車線ずつ対向の道から、舗装された1台分しかない道へ。それでも、風景はどこまでも、きれいです。でも、その道、時速100㎞ですが、坂になっていて、坂の上の向こうは見えません。これ、対向車来たら、終わるんちゃうん…。それに、冬の露結、怖いよなぁ、こんな坂。ちょっと、無理かも…。そう思い始めましたが、Uターンするだけの幅がありません。せっかくなので、せめて、家だけでも見に行くことに。ここまで来たしなぁ…。

そして、携帯の地図アプリが、ここ、右折と示します。ダートの、舗装されていない、1台がぎりぎり通れる、轍違いは、石ころいっぱいの道。示された距離は、1.7㎞。

うそでしょ…。

でも、ここまで来たかぎりは、家が見たいと思いました。こんな素敵な風景が広がるんだから。これだけ走ると、広い風景の向こうに、遠く見えていた山は、かなり前より近くなっております。せっかくだから。

ゆっくり、ゆっくり、時速10㎞ほどで、ダートの道を進みます。しかも、坂道。これ、対向車来たら、どうするの…。雨の日って、大変なことになるよね…。そして、1.7㎞走って、アプリが、「ここです」というのだけれど、どこにも、家がない…。ダート道の、どまんなか。1.7㎞来て、先にも、たぶん、後、1㎞弱。そして、行き止まりを曲がっても、ダートはつづく…。

あまりのことに、笑えてきて…。きっと、車は来ないとふんで、少し、坂を過ぎた、見晴らしのいいあたりに、道のど真ん中、車を止めました。外に出て、車の前と、後ろの風景を、写真に撮りました。

これ、後ろ。

画像1

これ、前。

画像2

しばらく、風景とそよわたる風を楽しんだ後、とりあえず、曲がり角まで、行きました。だって、Uターンできませんもん。曲がり角には、家があって、その家かとも思いましたが、住所も、賃貸サイトに掲載された写真とも違います。広くなったところで、車を止めて、その高台の家の前からも、写真を撮りました。そして、写真を拡大してみましたが、それらしき家はありません。れっきとした不動産屋がのせている物件です。詐欺なはずはありません。

あっれ~。

遠くで、もーもー、わんわん、うるさいです。写真に撮って、拡大して見ていると、私が来た道から曲がった先の道の遠くのほうで、牛が、道を渡っているのが見えました。

すごいなぁ…。

今来たダートの道を引き返すことにしました。途中、一瞬、左側に、ダートでもない、牧場の草をのけただけの、やわらかい土がふわっと見えている道が、上り坂になって、すぐ曲がっているのが、見えました。道の向こうは、坂になっているので、全く見えません。でも、あっと、思った瞬間に通り過ぎてしまいました。バックして、引き返す? でも、先の見えないやわらかい土の、結構急勾配の坂、向こうも見えません。Uターンできる場所があるかどうかも不明。行けたとしても、その急こう配の、ふわっとした土の上の坂を、この石ころだらけのダート道に戻る運転技術が私に備わっているのか。はたまた、私の車に、そんな機能が備わっているのか。不明です。

ここまで来て、どう考えても住めないに決まっている家なので、見れなかったのは、心残りですが、あきらめて、帰ることにしました。行きつけないんだから、住めるはずもありませんよね。帰りも、道の両側の風景も楽しんで、ホテルに戻りました。

すると、隣の部屋のお客が、私の部屋の前に、車を泊めておりました。お願いしたら、快くよけてくれましたが、なにやら、男女、集まって、ワイワイ。そのうち、たばこのにおいと、音楽と、笑い声と、そして、飲み物の瓶も割れてしまった模様。これ、大変な年越しになるんちゃうん。

と、思いきや、お出かけになり、すごく静か。きっと、カウントダウン後に、帰ってこられるのでしょう。

今日、1日、予想が外れることばかり。

でも、ここの所、いろいろあって、記事に書いてきましたが、自分自身、「おっと…」を楽しみ、そこに意識が集中し、さらなる、「おっと…」を呼び寄せている模様。

それゆえ、大晦日にて、この、引っ越し話は、最終回とさせていただき、2021年元日からは、平穏無事な毎日を、粛々と、この美しい町ですごしていく所存です。落ち着きましたら、また、新しい町の生活の話でも、書ければと思います。ドラマティックな展開は、期待しないでください。粛々とした生活を、書かせていただきます。

読んでいただいて、ありがとうございました。

皆様にも、2021年に、素敵なことが、たくさん、やってきますように。

よいお年を。

(完)

 


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