ゆくあてのなきラブレター

中学時代、好きだったあの人の結婚を知った。
そういえば、あの人もAB型だったなぁ。

彼は医療系のお仕事をされているご家庭の出身で、
ご兄弟も医療職に就かれているし、本人も医者になった。

写真で見たお嫁さんは、すこーしだけ気が強そうで、でもやっぱり、育ちのよさそうな雰囲気だった。

事実がフィルタとなってそう見えるのか、フィルターなしにもそう見えるのか
やっぱりお嬢様・お坊ちゃまは、成金にはまとえない品があるような気もする。

今はなんの気持ちもないし、隣の席が何度も続いて周りに茶化された故の淡い想いだったとは思うけれど
なんでもないメールのやりとりに一喜一憂してたなぁ、とか、なんだかちょっとなつかしく、ほんのり甘い気持ちになる。

あなたの幸せを、遠くから願っています。

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中学2年生のころだから、ゆうに10年以上も前のできごとだ。

10年たってもこんなに覚えているのだから、当時の想いはちょっと恐ろしいくらいに強烈だったのかもしれない。

当時の彼はとてもキザなやつ、という感じで、浮いた話もあんまり聞くことはなかった。

だから、そんな彼がプロポーズしたのかな、とか、そもそも告白したんだ、とか
全然想像できない。

けど、男性って本当に好きな女性に対してはちゃんとアプローチするんだな、っていうのがこの10年の学びみたいな部分もあった。
(正確にはこの1~2年)

だから、いつかは私も結婚したい~~~といういつもと何ら変わりのない脳内だだ洩れの独り言でした。

好きな人に好かれたいのよ、誰だって。


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