やっぱり、りんご畑がすき。「酒池肉林檎」のはじまりはじまり。
酒池肉林檎。しゅちにくりんご。ほおん。
りんごと何かの掛け合わせで訳のわからないものを生み出したいRINGO JAM。
そのひとつの楽しい取り組みに「酒池肉林檎」があります。
最初に「酒池肉林檎」と言い出したのは、店長のりっちゃん。代表のわたくし永井はそもそも「酒池肉林」が分からず、とりあえず調べました。
ああ、こういう意味なんだ。楽しそうでいいね!そう思いました。「酒池肉林檎」になれば、「酒や肉が豊富で豪奢なりんご畑での酒宴」みたいな意味になるんでしょうかね。
りんご畑で「摘果」の作業をして、お昼からバーベキューをするという企画内容で実施した1回目の酒池肉林檎。店長りっちゃんのツテで集まった大学生や大学の先生。
みなさんりんご畑そのものを楽しんでいただけたようでした。
「摘果」は主に以下の3つの理由から行うもので、受粉した実の8割を落としてしまう作業です。
木に負担をかけない
風通しを良くして病気を防ぐ
1つ1つの実を大きくする
みなさん「え?こんなに取っていいんですか?」と不安そうでした。
いいんですいいんです。木を健康に保つための作業でもありますので、逆に躊躇わないほうが良かったりします。
(私は「勿体無い」精神が強めでついつい実を残してしまいますが、いつも後で後悔します。)
作業が終盤に差し掛かった頃、買い出し班が車で近くのお店に向かい始めます。残りのメンバーはキリの良いところで摘果を終え、炭の準備に取り掛かります。
牡蠣を蒸したり、肉を焼いたり、棒パンを作って食べたりしました。
私は、バーベキューで牡蠣を蒸して食べるのは初めてだったし、パンの素を捏ねて膨らませるのも初めてだったし、それをりんごの枝にぐるぐる巻くのも初めてで、焼きたての美味しい棒パンを食べるのも初めてでした。
めちゃめちゃ美味しいし、何より楽しいものだなと思いました。
運転しないメンバーはお酒を飲んでいて、顔を真っ赤にしていました。
私はその顔をながめつつ、ノンアルコールビールを片手に「次回は必ず飲む」と決意を固めるのでした。
全体を通して印象的だったのが、「次はPodcastをやろう」とか「次はバーやりたい」とか、いろんなアイディアが出てきたこと。
りんご畑ってインプットとアウトプットの間をうろうろできる場所なのかもしれません。
「これやりたい」が否定されず、「いいねいいね」と進んでいく。酒池肉林檎がそういうものになるといいなぁと思ったりしました。
オマケ
イタドリ(別名:スカンポ)を初めて食べました。もいでかじるだけ。酸っぱくて、山での水分補給にも良いのだとか。
Writer:永井温子(株式会社Ridun 代表)