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約束したから

2学期ドキドキの毎日。

そんな中で今日嬉しいと思うことがあった。

ベテランの先輩先生に「大丈夫?元気?疲れてない?」と声をかけていただいた。2学期が始まっての緊張感が全身にあふれ出していたのか?(笑)

私は堰を切ったようにその先生に日頃の授業への思いや生徒への思いなどを一杯お話ししてしまった。

先輩先生は「分かる分かる、うん、うん」とやさしく聞いて下さった。

私「いろいろあるけど、やっぱり子どもたちはみんなかわいいって思ってるんです。」

先生「それは絶対に生徒に伝わってるよ。それがあったら大丈夫。緊張したら緊張が伝わるし、楽しんでたら楽しいが伝わる。そう思っているのはちゃんとみんなに伝わっているよ。」

私「うわ~!嬉しいです。勇気出ます。勇気出して行ってきます!!!」

その会話があった後の授業。

1学期の間、授業中ずっとずっと寝ていた生徒。寝ているのを起こすためにわざと質問で当ててもガン無視だった生徒。その生徒がちゃんと起きてずっと私の授業に反応してくれている。質問への解答もちゃんと的を得ていた。

「今日は寝てないね」

「だって約束したもん」

2学期始まっての初めての授業でみんな揃って2年生になって欲しいから先生も授業頑張ります。みんなも頑張ってね、と私は言った。

嬉しかった。その子は授業の前廊下で会ったとき、「○○先生~!」って遠くの方から何回も私に手を振ってくれた。私は両手に教科書などいろいろ持っていて手を振ることも出来ず、マスクをしているので笑顔も伝わっているかどうか分からない。

その子の気持ちが嬉しかった。

今回私が学んだこと。

諦めない。「どうせ」って思わない、自分の事も人のことも。「どうせ」って思ったら「どうせ」の現実が広がっていくだけ。自分にも人にも決して投げつけてはいけない、「どうせ」っていう言葉も気持ちも。

授業中おしゃべりしている子を放置していたら、それは真面目に聞きたいと思ってくれている子のことも蔑ろにすることになる。

結局現実を創っているのは私自身。

授業が終わってさっきお話しした先輩先生に早速嬉しかったことを報告した。

「先生、ずっと1学期寝てた子が起きて授業聞いててくれたんです!」その先生とグータッチ出来たことも嬉しかった。

「今日は良い日ね!!!」

その先生が言って下さった。

こうして喜びを共有できる関係を持って下さりありがとうございます。スモールステップでやっていきますね。

前回の奮闘記もこちらに貼り付けます


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