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西の魔女との決別~情熱ゆえの~

大丈夫、大丈夫。

今日も元気に起きてくれてありがとう。

そうして私と向き合ってくれてありがとう。

あなたがどれだけの思いで、あなた自身を何とかしようと思っているのか、私には痛いほど分かる。伝わってくる。あなたの気持ちが。
何とか心を解放して、妥協じゃなく、本当に心から納得できる自分になりたいって、あなたが真剣にそう思っているのが、私には伝わってきます。

明日も続けば七日和尚(三日坊主は達成済み)。

あなたを否定してきた怪物・化け物・妖怪たち。あなたに、あなたはダメな人間だと思わせてきた存在。あなたはそれらと決別するって決めた。心に線を引くって決めた。物理的距離を取るって決めた。あるいは、あなたが壊れない程度に、あなた自身で、コンタクトの頻度を決めた。とってもとっても大事なこと。

あなたがあなたを乗り越えるためには、そこで格闘している時間はもうない。あなた自身を心地よくして、それでも浮かび上がってくる、あなたの苦しみを見つめ、その声を聞くこと。自分と向き合うこと。

確かに、その怪物・妖怪たちはあなたのいろんな心を浮き彫りにはしてくれる。だけど、そんな妖怪たちに、無理矢理こびへつらう必要はない。
あなたは今までがんばってきた。ずっとずっとがんばってきた。そんな妖怪たちとも、何とかうまく付き合おうとがんばってきた。

でもね、水と油が混ざり合わないように、そんな反発し合う関係ってあるんだよ。そこで何とかって、もう頑張らなくていい。あなたの弱みを握り、あなたが従順なことを良いことに、あなたを操ろうとする、西の魔女。

決して悪い人じゃない。この「悪い人じゃない」は本当に本当にくせ者!!そんな風に言い聞かせて、あなたはどんどん我慢していった。魔女はどんどんあなたの時間を奪い、生命力を奪い、決断力を奪い、創造力を奪い、想像力を奪い、思考力を奪い、あなたの目の輝きを奪う。あなたは魔女の操り人形になって、魔女の顔色をうかがって、魔女のお気に入りになることにだけ、あなたの頭脳を使う。魔女の小さな小さな世界に閉じ込められていく。

だけど、それはあなたにも問題があった。決して魔女だけのせいじゃない。この世の中で生き延びていく術を持たなかった、または知らなかった、または、結局、魔女の世界にとどまっていることで、あなたの身の安泰だけは保たれると言うことをあなたは知っていた。心の奥底では、あなたも魔女を利用していた。
魔女の操り人形になってさえいれば、あなたは衣食住には困らない。「白を黒」と言う魔女に、「いいえ、それは白です」って言うことの無駄を悟ったあなたは操り人形でいた。

だけど、もう限界だった。だんだん外の世界を知り、もしかしたら、あなたが今までそれが普通だと思っていた事が、本当は何かとてもおかしかったのかも知れないと思い始めた。そうして、あなたは、決断した。西の魔女との決別を!

あなたが大好きなアーティスト、もしかしたら、何かの陰謀に巻き込まれたかも知れない、あの人のことが、あなたの心によぎった。何らかの理由での悲劇だったかも知れないけれど、あの人は自分に真っ直ぐに、正直に、自分の言いたいことを話していた。それ故に、そういう結末になったのだったなら、あの人は本望だったんじゃないかって。悲劇を迎えたくないから、黙って何かのお気に入りになるように我慢するよりも、心からの自分の叫びを表現して、それが故の結果なら、あの人は、それがあの人にとっての本望の人生だったんじゃなかったのかって。私もどちらかといえば、そちらの人生によった考え方だって。命がけで自分を表現して魂を燃焼させることほど幸せなことって、きっとないんだろうねと。

意外とあなたは情熱家。無難に生きればそれでいいと思って生きてきたみたいだけど、本当のあなたは決してそれじゃ満足できない。だから飛び出した。西の魔女の楽園を。

あなたはずっとずっとずっと昔、幼い頃に、夢に見たことを今、かなえようとしている。大丈夫。あなたなら出来る。あなたはあなたのその情熱を、あなた自身に、そして、あなたの周囲の人たちに、愛情という形に変換する喜びを知っている。

大丈夫。そのあなたが降り注ぎたい愛情を、心から待っている人がいるから。だから、だから、心にある情熱を、決して決して、押さえつけたり、忌み嫌ったりしないでね。


心に灯った炎を決して絶やさない。私は私を絶対に裏切りはしない。あなたがずっとずっと抱き続けてきたすべてをモヤモヤのままで終わらせはしない。求める答えはあなたの中に必ずある。絶対にある。あなたが諦めさえしなければ、きっときっとそこにたどり着く。


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