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自分の嫌いなところ、反転

youtubeでたまたま見つけた動画がとても気になったので見てみた。

見続けていく中で、「自分の嫌いな部分を書き出してみましょう」という提案があった。私は急いで動画を停止して、ノートに書き出した。

自分の嫌いな部分
・自分が好きになった人からは自分が思うほど好きになってもらえない
・いつも人に与えすぎて重たがられる(と自分で感じる傾向がある)
・人に気を遣いすぎてしまう
・いつも注意されるんじゃないかと怯えている
・不器用
・要領が悪い
・頭が悪い
・孤立感を感じやすい
・何か人に嫌われる要素が自分の中にある
…まだまだいっぱいあるだろうけど、ここまで書いてみて動画を進めた。

するとすぐに「その嫌いな部分が自分の長所になっていないか書いてみましょう」ということだった。

自分の嫌いな部分→自分の長所になっていないか考察
(英語という言語を勉強し始めて「誰の?」というところをハッキリさせないと気持ち悪い癖がついたなと思った:(笑))
・努力家
・独自性がある
・ユニーク
・他人と本当に分かり合える時深くなる
・質問が上手と言われる
・察知能力が高い
・人を観察する目が養われる
・人の気持ちが見える(いい意味でも悪い意味でも)

HSPという言葉がとても気になった。だけど、HSPという言葉で自分を縛って限定したくなかったので、気になっただけでスルーしていた。
あるとき、やっぱり気になってHSP診断というのを見つけたので、やってみた。ほぼ95%HSPです。という結果だった。

そしてHSP講座なるものがどうしても気になって行ってみた。
そこにいる人たちも同じようなことを感じていた人たちで、共感することがいっぱいのとっても優しく居心地の良い時間だった。

思い出せば、幼稚園に行く前後から人が怖かった。同年代の集団にどうしても入っていけなかった。特に男の子が怖くて、ある子を見かけたとき、逃げた。するとその子が追いかけてきた。「なんで逃げるねん?」ものすごい恐怖で私は泣いていた。今思えば、その男の子にしたら、ただ単純に私の行動の意味を知りたかっただけなんだろうな、と思うけど。

一対一だったら、心地よく、なんでも話すことが出来るのに、集団になると硬直してしまう。幼稚園の終わった後、母の職場に立ち寄ったとき、別の同級生の男の子に会った。その子のお父さんもその職場で働いていた。

私はその子といっぱいお話しした。楽しかった。

次の日、幼稚園で、その男の子が、「こいつ、本当はむっちゃしゃべるねんで」とみんなに言っていた。
なんだか、昨日の楽しかった時間の全部を裏切られた気分だった。

幼稚園に行く前、家にいて、母がいて、母に何でも話せて、母は受け入れてくれて、私はきっと楽しかった。それがだんだん、近所の子供たちの世界が現れて、私はそこから、恐怖と戸惑いを感じ始めた。近所の子供たちの世界に子供たちのヒエラルキーが誕生し、そのカースト制度の底辺にしか所属できない私はストレスを感じていたんだろうと思う。

近所でもそうだし、幼稚園でもまさに幼稚園カーストの洗礼を受け、私はきっと幼稚園も怖かった。幼稚園に行きたくない!と泣き叫んで、無理やり、幼稚園に自転車で連れていかれ、担任の先生に押さえつけられ、泣き叫びながら見送った、母の自転車の後ろ姿は今でもハッキリと覚えている。

場に馴染めず疎外感を感じやすいのは、ずっとずっとさかのぼって、その記憶にたどり着いた。
そして小学校の子供会の球技大会でもその場に馴染めず、見かねた母が、「お願いやからこの子と遊んだって」とほかの子に言っていたシーンも今でも覚えている。

私はHSPなんだ。それでいいんだ。感じやすく、人が好きすぎて、片思いになりやすく、どうせ私なんてと思いやすい。それでいいんだ。
だからこそ、一生懸命にそんな自分を受け入れようと、いろんな手法で自分を愛することを試みている。それでいいんだ。人が私をどう見ようと、私の人生時間、どこまで自分を愛してあげられるか、もうそれだけなんだ。

ママの居場所はちゃんとあるから。
ここや。

途中まで書いているとき、三女が私のそばに来てPCを覗き込んだ。

「何書いてるの?気になるから読みたい」
そう言って私は三女と私の過去を共有した。

「これってママのこと?」
「書き留めておくことは大事や。いいことしてるで。」
「なんか、私の方がお母さんみたいやな。」
「大丈夫やで。」

幼いころのことがよみがえり、その時の私よりもずっとずっとお姉さん(中一)になった三女と、そのころの想い出を振り返っている。
ある程度大きくなったら、もうどっちが親とか子とか関係ない。お互いの人生を矯正し合い(笑)、応援し合う同志なんだ。きっと。

涙があふれて止まらない。

きっときっと、自分の嫌いな部分を、少しずつ少しずつ大切に扱える。

いつも言っているけど、今日も言いたい。
生まれてきてくれて、本当に本当にありがとう。

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