虚空蔵山 弘仁寺[奈良県]
ここは、奈良県奈良市虚空蔵町(こくぞうちょう)にあるお寺、弘仁寺(こうにんじ)。
このお寺には2つの言い伝えがあり、
1つめは、嵯峨天皇が夢の中で老人に出会い
「奈良の南に霊山がある。もろもろの仏があらわれて、お経の声がたえな
い。ここに寺をたてて、衆生を利益されたい。」
そうお告げをされ、この場所にお寺を建立したというお話。
2つめは、虚空蔵山に流星が落ちるのを見た弘法大師が、霊山として開いたというお話。
虚空蔵菩薩を本尊とするこの場所は、どちらにせよ、不思議な場所であることには変わりないです。
その昔、この場所は多くの建物が建ち並ぶ、修行寺でした。
しかし戦国時代に、戦火により多くの建物が焼失してしまいますが、江戸時代に再建され、今もなおそれが形として残っています。
奥にある閼伽井戸(あかいど)は、弘法大師が三鈷杵(さんこしょ)で掘られたとされ、特に閼伽井戸の水は眼病に効果があり、その他の諸病にも効果があると言われています。
また、このお寺は、風水パワースポットでも有名な場所であり、特に本堂の前周辺から、非常に温かな気が溢れています。
弘仁寺は、十三詣りでも知られており、言い伝えによれば、
”古(いにしえ)より、人、生まれて十二支を一巡りして十三歳ともなり、この尊堂にお詣り祈願すれば、福徳知恵の二大利益を授かる” と言われています。
そもそも、このお寺のある虚空蔵町の「虚空」とは、何も無い空間を意味します。
このご時世、色んな不安や悩み、ストレスを抱えて、頭がいっぱいいっぱいの人が多いですが、
一度、頭の中をクリアにするという意味でも、そんな人たちにこそ、ぜひともオススメのパワースポットです。
※ちなみに、弘仁寺へ行くためには入山料がかかります。
100円玉の用意をお忘れなく・・・
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