卒業製作で死にかけた話。

おはよう、こんにちは、こんばんわ。

思い出したので忘れる前にかいちゃうぞ。の備忘録。

学生の頃の話です。




私はデザイン系の学校に通っていた。

スケッチしたりPCで画像編集したり、型どりしたり、製図やCADもやってみたり。忙しいひとは忙しい、手を抜くひとは暇な感じの内容だった。

美術系の学校と言えば卒業製作(他の科でいう論文)がある。ご多分に漏れず我々の科もあった。テーマは特になかった気がするが先輩方の作品をみる限り「新しいデザインかつ機能も充実した家や内装や製品」て感じでわりと自由だった。

そんな訳で就活をしながら卒製に取り組む。どえらい不景気だったのもあるがエントリーシートや応募書類を書くのが苦手、容姿も性格もスキルも何にもないゴミカスだったため、立て続けに30社くらい落ちてショックを受けつつ、椅子に座りPCを見つめ「絶対就活したくないオーラ」を出していた。

学校にもよるが卒製とやらは11月くらいには始まって1月にはもう完成、2月前後にはプレゼンや展示会、が通常な気がする。その年展示会は講師が選んだ上位者のみが出ることのできたハッピー回だったはずだが私にとっては「やってみない?」という期待が重圧でしかなかった。期待というほど大きいものではなくてただのバーターなのは明らかだけどそんなことを考える余裕もない。早く内定をもらわねば。卒業したら就職は絶対だしどうにかしなくては。

案の定12月に思いっきり体調を崩した。ストレス。

講師には「取り敢えずやれるだけやってみます」と伝えて布団に倒れた。


年も開けて三が日も過ぎ、つかの間の冬休みを満喫したくても叶わず終わる。

全く起き上がれなくなってしまった。

どこもかしこもわからない、めちゃくちゃに体調が悪い。

謎の不快感で目を覚ます。目を開けると汚い木造屋根が時計回りに回っている。賭博黙示録よろしくぐにゃあ…っと視界が歪んでいる。生理現象は収まらないのでトイレに向かおうとするが平衡感覚が保てない。柱や壁に手を掛けて何とか立ち上がるが、とてもじゃないがまっすぐになんて歩けない。なんだこれは。

家族は出払って家には私一人だけ。食事をとる気力が一切なかったのでとにかく目を瞑った。まぶたが回っていた。気持ち悪くて気持ち悪くて仕方なかったが、吐くものもないし助けもないし布団の中に居ることしか出来なかった。

あと数日で学校が始まる、それまでに動けるようにしなくては。ずーーーっとねて、帰ってきた家族にお粥くれ!とせがんで栄養とってポカリとともになんとか復帰。ありがとうポカリ。

いま思えばストレスとか自律神経のアレとかの取っ掛かりだろうが全くそんなことを思わなかった。怖すぎる。 


おかげさまで体調は少し回復し、卒業製作の展示もなんとか間に合った。友人に手伝ってもらいながらも形になり本当に感謝している。

でもこれ、

完全に自律神経やられとるやん。

なんとか起き上がれるようになったのはいいけどこれ明らかにそうじゃないですか…。

めまいはその追い込まれたときだけだったので三半規管の病気でもなさそうだし、ストレスってこんなにも人をおかしくするのかと今更ながらに恐怖した。


という話でした 、みなさんもどうかお気をつけて。


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