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コーポレートエンジニアが半年Biz Opsをやってみた

この記事は EventHub Advent Calendar 2022 20日目の記事です。

はじめまして!
EventHubでコーポレートエンジニアをやっているyokoyamaです。

ワイン好きの浦田さんからバトンを受け取りましたのでこちらもぜひ。

私は、2021年6月に一人目のコーポレートエンジニアとして入社し、社内インフラ/ITシステムの導入・管理/セキュリティ/ISMSの運用/業務効率化などを担当しています。いわゆる一人情シスです。

そしてコーポレートエンジニアをしながら半年前からBiz Opsもやっていまして、アドベントカレンダーがいい機会だったので今感じてることを書いていければと思います。

簡単に自己紹介

開発は3年、コーポレートエンジニアとしては6年目くらいです。

一社目:地元のSIer、主に大手メーカーで受託開発
二社目:老舗のIT企業、コーポレートエンジニアの門を叩く
三社目:最近上場したIT企業
現在:EventHub コーポレートエンジニア兼Biz Ops

きっかけは

以前まで主に業務委託の方がBiz OpsとしてSalesforceの構築、その他周辺システムとの連携まわりを担当していたのですが、Biz Opsの内製化を進める方針となりました。

Salesforceはユーザー管理や組織設定くらいしかさわったことがなく、Salesforceの導入・運用難易度が高いことは過去在籍していた会社で身をもって経験してきたので、Biz Opsをやることになったときは不安がなかったわけではありません。
少なくとも片手間(軽い気持ち)でできるとは思っていなかったので、リソースの確保や立ち上がるまで前任者にフォローしてもらうことなど一定の不安材料については話し合った上で進めました。

ただ、不安以上にコーポレートエンジニアとBiz Opsは相互に活かし合うことができること、兼務により自分のキャリアやスキルの幅が広がること、などポジティブな要素も多かったため6月から兼務でBiz Opsもやらせてもらうことになりました。

Biz Opsチームについて

こうしてコーポレートエンジニアの私とカスタマーサポートの方が兼務するかたちで二人のOpsチームができあがりました。

Salesforceを軸として周辺のシステム連携やエンジニアリングは主に私、ビジネスサイドはカスタマーサポートとしてプロダクトの知識、顧客の声を深く理解している相方が強い領域になります。二人のスキルセットはそれぞれの強みでそれぞれの足りない部分を補うような構成になっています。

私は4,5割くらいをBiz Opsに割いていますが、兼務というかたちのためコーポレートエンジニア業務の状況により変動します。直近だとオフィス移転やISMSの維持審査等で立て込み、11月中旬~12月上旬の間はBiz Opsの稼働は1~2割程度でした。

カスタマーサポート視点のBiz Opsについては、こちらで紹介しているのでぜひ読んでいただければと思います。

システム構成について

私がBiz Opsになってからシステム構成が大きく変わったということはなく、ベースは先人たちが作ってきてくれました。連携しているシステム自体は既に把握していましたが、頻繁にメンテが発生する箇所でもないので連携や仕様について詳細は理解するのに時間のかかった部分でもあります。
簡単にSalesforceとその周辺のご紹介します。

  • Marketing

    • リードは主にMarketoからSalesforceへ連携され、Salesforceに登録

    • リード、取引先責任者、取引先の企業情報はFORCASから随時連携される

  • Inside Sales

    • Zoom Phoneを使用し、Salesforceから架電が可能、同時に活動は記録される

  • Field Sales, Cusotmer Success

    • 契約書はDocuSignにテンプレートとして用意して連携

    • freee for Salesforceを用いて見積書・請求書はSalesforce上で作成可能、Salesforceの取引先がfreeeに定期的に同期される

    • Salesforce上のデータはRedash(SOQL)、Googleスプレッドシートを使い取得・分析・活用

その他にフローで自動化したり、Zapierを使いSlack通知をしたり、できる限り人の手を介さずに構築することを意識して実装しています。
例えば、取引先の重複はBotで検知、Biz Opsが手を介さずとも担当者で解決できるようにしています。

Biz Opsをやって

そんなこんなで手探りでBiz Opsをやり始めてから半年くらい経ちます。
(稼働から考えるとフルで入って2,3ヶ月くらいの計算でしょうか)
まだまだ未熟ながら感じていることを書いていきます。

メンバーの采配が功を奏した

結果的にBiz Ops 最大の強みと思っているのですが、チームとして最大のパフォーマンスを出す上で、二人のスキルセットが異なりお互いに補完し合うというのがうまく噛み合ったと思っています。バックグラウンドの違うメンバーがいてそれぞれの観点から議論することができるので、広い視野で考えられ最善の意思決定に繋がります。

さらに二人とも一人でチームを立ち上げていることもあり、自分ごととして捉える意識完遂する力が強く、二人とも兼務である今の体制においてはそういったマインド面も重要なことだと感じています。

コーポレートエンジニアに活きる

Biz Opsをやる上でRevenueの業務プロセスを理解することは必須になります。どのチャンネルからどのようにリードを獲得して、商談化に繋げ、顧客タイプごとの商談から受注…といったプロセスを特定します。
これは同時にコーポレートエンジニアをしていると見えにくかった全社的な課題を検知するきっかけになったりします。

また、会社/チームが導入するサービスについて相談を受けることがありますが、他チームの業務理解が深いと早い段階から議論に参加し、何を実現したいのか何を求めているのかイメージすることができ、より良い提案へ繋がっています。

兼務という体制

コーポレートエンジニアとBiz Opsを兼務しているため、一方の業務過多によってもう一方へ影響を及ぼします。突発的な業務も見据えつつ、スケジュールを組み立てないとプロジェクトの遅延や過重労働につながるケースもあるでしょう。

また、兼務は評価制度の枠組みで考慮されず、評価者や評価基準がふわっとなることがあります。幸い私はコーポレートエンジニアもBiz Opsも評価者が同じであり、評価者は両方の業務理解持ち、さらに毎週の1on1ですり合わせを行っているため今のところ課題にはなっていませんが、兼務の良い面だけ見て安直に進めず挑戦できるような土台やフォローの体制も必要です。

課題を検知する仕組みと全体最適

Biz Opsとして認識できていない課題をどのように収集するか、それを仕組み化することは大きな課題と考えています。

SalesforceはRevenue全体が利用するため、チームごとの要望に応えていたら当たり前のように局所最適に陥ります。課題は他の課題と関連することも多く、本質的な解決を最小工数で進めるためには、大小限らず課題を洗い出すことが局所最適を避け、全体最適で進める上で大切なことだ思っています。

最後に

総括するとめっちゃ楽しいです。
Biz Opsをやっていて得られる情報や経験は新鮮で興味深く、新たなスキルを身につけてどう攻略していくか、おらはワクワクします。

私はコーポレートエンジニアとBiz Ops、どちらも自分の価値を発揮し、貢献できる領域だと思いますので、これからはもっと力をいれていきます。
Biz Ops界隈のみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。

21日目の記事はMarketingの日比さんです!楽しみ!

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