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教師の名言・格言  その36  No.042 「九九は、計算ではない。覚えているのを書くだけの作業」

No.042 「九九は、計算ではない。覚えているのを書くだけの作業」

2年生の算数で最大の重要な学習。
かけ算九九。
「2の段」から始まり、「5の段」「3の段」と続く。
「6の段」「7の段」「8の段」が難しい。
難しいがゆえに「6の段」「7の段」「8の段」から始めた方がよいという先生もいる。
なぜか。
繰り返しの練習が何度も何度もできるからである。
それは置いておいて。
九九も最終的には、繰り返し暗唱して覚えるのであるが、やはり九九の考え方は、しっかりと学習する必要がある。
「2の段」は、「2」ずつ増える。
「7の段」は、「7」ずつ増える。
これをしっかりと分かっているかどうかが「九九」を覚える重要な要素となる。
最初は、覚えられなくても「2」をたしていく、「7」をたしていくというように答えを計算して考えていき、最終的に覚える。
覚えるために、ひたすら回数をこなし唱えるだけである。
だから、プリントで九九の計算問題が出てもそれは計算とはいわない。
漢字を書くのと同じ。
覚えているのを書くだけだから。
文を書くのに漢字を使うと便利であるように、計算をするのに便利な道具の一つであると考えた方がよい。

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