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価値観が変わったきっかけ①【インド編】

今では蓄財に励み、アラサーで4000万円の資産を手に入れた私ですが、
若い頃は物欲に支配されていました。

人並み…いや人並み以上に!(笑)

ブランド物が大好きでしたし、クローゼットにも数えきれないほどの服、
靴もこんなに要らないだろうというくらい持っていました。

年頃の女の子の頃は、例外なく美容がオシャレが大好きだったので
基礎化粧品もメイク用品もたくさん、友人と出掛けるたびに違う服を着て行きたかったです。

そして、しっかりメイク、ヘアセットしてオシャレして着飾ると、
自分の中のやる気スイッチが押されるような気がして、
より一層、それに見合うように、頑張れたり、楽しめたりしたんですよね。

これは今も分かる気がする…

そんな私が、どうして今ではいわゆるミニマリストのように、
なるべく必要なもので、小さく暮らすようになったのか、
今回はご紹介していきたいと思います。

自分のこれまでの人生を振り返って、
これが大きく関係しているだろうと思うものについてまとめました。

長くなりそうだったので、複数回に分けます。
まずは、インド編です。


学生の頃、インドへ約1ヶ月のスタディツアーに参加

大学生の頃、ゼミの先生と一緒にインドへ行きました。

旅行ではなくて、スタディツアーだったので、泊まるところも教会?施設?のようなところ。

最低限の清潔という感じ。

インドの学校へ行って学生と交流したり、孤児院や企業を訪問しました。
田舎の方へも行って、都会との比較もしました。

インドといえば、カースト制。
カーストの外の人々の集落にもお邪魔して、話を聞かせてもらったり、工場の見学などもさせてもらいました。

このスタディツアーが、これまで日本で生温く生きてきた私の価値観をひっくり返すことになります。

よく昔からインドに行くと価値観が変わるといいますが、私の場合本当にその通りでした。

比べ物にならない貧困をみた衝撃

海外志向の強かった私は、それまでにも比較的色々な国へ行っていましたが、インドは衝撃でした。

もちろん裕福な層もいるのですが、差が凄いんです。

物乞いする子どもや大人の、病気が治療されず放置されたような姿、やせ細った姿、差別に苦しんで孤立する集落、迷子や行方夢委の子の張り紙の多さ…

日本でいう貧しいとは全く違う次元の状態の人々を目の当たりにして、当時の私は大変ショックを受けました。

同じ地球なの?同じときを生きているの?
帰りにトランジットでシンガポールにも寄ったので、清潔で最先端な街とのコントラストで、余計に闇を見たような気分になりました。

一緒に行った学生が優秀な子が多かった

英語も旅行で少し使う程度、ホームステイしたことはあるのにスラスラと話せない、何とも惨めな私。

ところが、同行した友人達は流暢に使いこなし、現地の人々と直接たくさん会話していました。

そんな姿を見ているうちに、かっこよくて羨ましくて、
学ぶ環境はあったのに何も身についていない自分が惨めでした。

これまで必死に勉強してこなかったことを後悔したのと同時に、
英語を習得して、世界の人と会話したい!と当時は強く思いました。

外見ばかり気遣っている自分が、恥ずかしくなりました。

インドの学生も優秀

旅の多くに同伴してくれたインドの選ばれし学生たちも、
非常に優秀でした。

インドは広くて地域によって言語も違うみたいで、
すでに三種類くらいの言語を話せるのは当たり前。

インドの学生は、反対に
オシャレに気を遣う私に一種の憧れを抱いてくれたようですが…

女子の根幹には、世界共通で美容やオシャレに興味があるんですかね(笑)

日本での暮らしと比較

帰国してからは、色々なことを考えさせられました。

これまで自分が大事にしてきたものは、環境や場所が変われば何の価値も持たないんじゃないか…と。

持っているブランドバッグだって、バッグ自体は立派だとしても、
それを持っている自分が立派なわけじゃないし、
自分自身の魅力やスキルを磨いていかなければいけない、と強く感じました。

モノの価値は所詮、物の価値。

自分の価値とは切り離して考えて、自分自身を魅力的にする必要があると感じました。

そして、自分とは遥かに生きにくい状況に置かれている人々に比べたら、
自分はなんて恵まれているんだろう、と再認識しました。

改めて、当たり前に感謝

道路が真っすぐ平面なことも、
水が綺麗で飲めることも、
シャワーにお湯が無限に出ることも。

日常に溶け込み過ぎて、それが当たり前になっていて、感謝を忘れているな、と感じました。

この環境にいてどうして自分はもっと頑張れないんだろう、と若い頃の自分は反省しました。

ブランドものとは、さよなら

これを機に、それまで崇拝していたブランドものを見る目が変わりました。

もちろん今でも、くれるって言ったら貰いますよ(笑)
素敵なものは素敵ですし、長く大切に使えるのは良いです。

だけど自分も伴っていないといけないな、と感じるようになりました。

若い頃にこの経験をさせてくれた先生や、友人、家族に改めて感謝したいと思います。




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