見出し画像

支援級だと色々な子に接する機会がなくて社会で困るんじゃない?【小学校の現場から】

今日お話ししていた時にふと思ったことがあり。


うちの息子は小学校4年生の二学期から支援級へ転学(学校内に支援級がなかったので転校を伴う)したのですが、
小学校に入学した時から、支援級への転学は常に考えていました。


2年生の時に支援級を見学しましたが、

その時思ったのは
「支援級で自分と似たような子どもたちだけと一緒にいては、社会に出て色々な人と接するようになった時に困るのではないか」
ということでした。


たしかに支援級だと、支援級の子たちと一緒に過ごす時間が圧倒的に多いです。

交流級(通常級で授業を受ける)に行っている子は支援級と交流級で半々くらいの子もいますが、交流に行くか行かないか、どの教科を交流級で受けるかはそれぞれ子どもによるので、全く行かない子もいます。


では、交流に行かない子は支援級の子としか接点がないかというとそうではありません。


これは学校によるのかもしれませんので息子の学校では、という話ですが、

運動会はそれぞれの学年に入るので、練習から通常級の子たちと一緒に行います。

社会科見学、移動教室、遠足も学年ごとなので通常級の子たちと一緒に行きます。

社会科見学の時にはわからないですが、遠足や移動教室では通常級の子たちに混じったグループ編成で行動します。


支援級全体の活動としては、支援級の子たちが通常級のある学年と交流する活動もあります。うちの学校では支援級の子たちが通常級の4年生に太鼓を教えています。

通常級の子たちが支援級にきて一緒に遊ぶ活動もあります。


「支援級で自分と似たような子どもたちだけと一緒にいては、社会に出て色々な人と接するようになった時に困るのではないか」
という疑問に対してこういうことなのでそれは大丈夫です!と言い切れるほどではないかもしれませんが、

交流級に行かないと通常級と接点がないということはないかなーと思います。


通常級の子たちとの交流は、支援級の子たちからすると子によって程度の差はあると思いますが「頑張ること」です。

そうやって頑張ったあとに支援級のみんなのところに戻ると安心して、より楽しそうです。


支援級の子たちも日々頑張っているのです。


支援級のことがもっと伝わるといいなと思います。


発達サポーター&小学校支援員です。コーチングセッション、発達凸凹ちゃんのご相談にも乗っています。

公式LINEからご連絡ください。

居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!