環境によって障害は障害ではなくなる【小学校の現場から】
4月から情緒の支援級で介助員をしています。
始業式だった6日は15分くらいしか子どもたちと接する時間がなく、7日はうちの息子の入学式だったので子どもたちには会ってなく、昨日今日でやっと全体の様子を見れました。
そこで思ったのは、
この子たちはそれぞれどんな障害なのだろう?ということです。
情緒支援級に在籍している子たちなので、情緒障害があるのはもちろんです。
それはわかっていますが、全然わからないんです。
集中力が続かないとか、疲れやすいとか、体を動かしたくなってしまうとか、感覚が敏感とか、そういった特性は見られます。通常級ではつらそうだなとは想像できます。
不登校気味だった子たちも多いそうです。
でもここでは毎日学校にきて、生き生きと発言して、4月5日に初めて会った子たちなのにすでにみんな仲が良く、授業中も休み休みの時もありますが、学習にも活動にも参加できているのです。
障害が障害ではないのです。
そもそも「発達障害」は「困っている状態」で「本人にとって障害になっている状態」、ということなので、たとえ特性があってもそれが障害になるのかは環境次第なんですね。
困っていなければ障害ではないわけです。
保育園幼稚園で障害を指摘されなかったのに小学校で初めて指摘されたというのは、小学校の環境が保育園幼稚園と違い、その子にとって障害となる環境だったということです。
この子たちが通常級でどうだったのかは見ていないのでわかりませんが、先生方の話を聞く限り、環境の変化がここまで影響するのかと思わざるを得ません。
何度も何度も書いてますが、子どもにとっては環境調整が本当に大事!!
お子さんがもし辛い思いをしているなら、環境調整を考えてあげてほしいです。
居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!