子どもとの対話、できてなかったな…【子育て、小学校の現場から】
こんにちは、ASD、ADHDの小5男児の母でコーチングプレイス認定コーチです。小学校で支援員をしています。
今日も本からの学びです。
前に記事で書いた「みんなの学校」という映画の舞台となった大空小学校の初代校長先生、木村泰子先生の著書
「「ほんとのこと」は親にはいえない」
という本を読みました。
これもshoopy3さんからのご紹介です。
記事はこちら↓
大空小学校についてはこちらに書いてます↓
私、コーチングを学んで、多少なりとも子どもと対話ができている、と思い、息子との関係も変わってきたと思っていたのですが、まだまだ子どものことをわかっていなかったなと思いました。
「うるせえなクソババア」
と言われたら、
「今からわたしは自分の言いたいことを言うから聞いてくれますか?」
という意味なんですって。
たしかに…子どもからのSOSですよね…困った子は困っている子…満たされていたら、クソババアなんて言わないですよね…。
これを「クソババアとはなんだ!」
などと言ってしまったら
「もういい知らんお前なんかどっかいけ」
となるわけですね…。
せっかく子どもが話そうとしているのに終わってしまう。終わらせたのは誰?
木村先生は「はい、ばばあは認めますがくそはいいらないけど」と返すと…
私が息子にクソババアって言われたら、怒ってしまいそうだなと思いました…ダメダメそれでは!
「子どもは大人に忖度している」
本当にその通りだと思いました。
親や大人のことを子どもは、この人は信用できるのか、とすごく見ている。
大人がジャッジしない、ということも出てきます。
例えば忘れものをしてしまう子。
忘れ物をすることはダメ、ということって、大人がジャッジしています。
必要なのは、それなら、どうする?と問うこと。
すると子どもは考える。
じゃあこれ使って、とすぐに渡してしまったらなんの学びもないんですよね。
支援の場でも、〇〇がない、と言ってくる子にはどうしたらいい?と聞いています。
学校に行けないのは子どもは絶対に悪くない、学校が変わるべき、とも書いてありました。
ある女の子とその母親が木村先生の講演にきて、「大阪に引っ越して、大空小に転校したい、そしたら学校に行けると思うから」って言ったそうなんです。
母親も本気で引っ越しと転校を考えていたようです。
木村先生なら受け入れるようなことを言うのかなと思ったんですが、
「大空にきたって、今のままや」と返すんです。
大空小は自分たちの学校は自分たちで作る、という学校です。
だから、誰かに何かしてもらおうとしか考えられない子はどこででもやっていけない、と。
自分の学校は自分で作る。
そうしてこの子は自分で担任の先生に木村先生の著書を渡し、読んでくれと、学校が変わるべきだと訴えたそうです。そして自分の考え方も変え、その自分の変化を作文にして、県の賞まで取ったと。
さきほど貼った記事の中で私が「大空だからできた」で終わっては意味がない、自分たちがやっていかなければ、と思ったことを、まさに自分でやったわけです。
子どもにはそれだけの力がある…。
私も私にできることがしたい!と思いました。
印象的だったところを思い出しながら書いてるのでまとまらないですが、購入してもう一度読みたいなと、いつも忘れないようにしたい本だなと思いました。
居場所活動で子どもたちへ配る飲み物やおやつの材料を買わせていただきます!