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自然と応援される人


先日、就職活動のエントリーシートに、「自己PR」を書く機会があった。

自分の強みは、行動力・愛嬌・人を頼れるところ・決断の思い切りなど、いくつか考えられたが、全てを一つに集約できる言葉を探していた。

その時に思い浮かんだのが、よく先輩や友達、後輩から言ってもらえる言葉である。

「一倉を見ていると、なんだか応援したくなる!」

自分ではもちろん意識しているつもりはないのだが、そのような言葉をもらえた時は、素直にとても嬉しい。

「ありがとう!」って笑顔で返しているのだが、言われた時にはいつも、心にぽわっとした暖かい感情が広がるし、よし頑張るぞっというエネルギーが湧いてくる。

多分私の、まっすぐさや、ひたむきさ、不器用さ、周りを大切にしたい姿勢や、その行動を見た上での言葉だと思うのだが、自分自身振り返ると、こう言われるのには、私自身が大事にしている考えがあるなと発見した。

エントリーシートを書いているうちに、ふに落ちる言葉になっていたので載せておこうと思った。

応援部員としてのプロ意識📣

大学4年間では、応援部のバンドからチアへの転部を始め、ドイツ長期留学、英語・公民の教員免許の取得、クロアチアへの一人旅など、やりたい!と思ったことに積極的に挑戦しました。様々なことに取り組め、充実した時間を過ごせましたが、いつも動く原動力になったのは、「応援されたい!」と思われる人間であろうという意識でありました。

これは小さいころからのパーソナリティではありません。
私は、高校生の頃まで教師を目指していましたが、「もっと広く社会を知りたい!」思い、自分が学びたいことに素直に従い、筑波大学の社会学類に進学しました。しかし、大学1年生のころは、葛藤し自分を好きになれない時間が長かったです。

今まで自分が大切にしていた価値観と異なる考えをもつ友人に囲まれると、自身の熱量の高さを恥ずかしく思ったり、うまく活かせず、私の中で自分の居心地が悪かった。そんな感覚があります。


そんな自分が大きく変わったのは、応援部内でバンドからチアに転部したこと。

全力で勝つことにこだわり、練習・日頃の準備に臨む体育会部活の人々を応援する中で、私は常に、応援する人であるためには「この人になら応援されたい!」と相手部員の方々に思ってもらえる、また自分で自信を持ってそういえるように、物事に真摯に取り組む人でいたいと考えました。もともと、楽器を吹くのは好きでしたが、これ以上技術的に向上させたいとは思わなかったため、時間をかけて努力したいと思えるチア部に転部をしました。


転部の決断には大きな勇気が必要で、半年間迷い苦しみました。

しかし、結果的に転部したおかげでそこからは、まっすぐ好奇心の向くままに挑戦することを大切に、大学生活を送ってきました。

すると、人と触れ合う中で、『一倉を見ていると、応援したくなる』と声をかけられることが多くなったのです。体育会の人から、「この人に応援されたい」と思われる程、全力で物事に取り組む人になりたかったのですが、結果的に自分が「応援したいと思われる人」になっていたことは、とても嬉しいことでした。


私は、スキルをつけるスピードは早くないし、器用ではないのですが、その分人に素直に頼れたり、だからこそ多くの考えや価値観の人からFBをいただくことができます。

(これは、今まで弱みだと思っていたところでしたが、就活の際に先輩からそう言ってもらえ今では強みに感じてみていることです。)

「応援される人になろう」と意識的にと思う訳では全くないですが、

『自然にまっすぐ』
『目の前のことに一生懸命取り組むこと』

こそが、周りの人から、自然に信頼を得られることに繋がると学びました☺️

自分の原体験を信じて、初めはうまくできなくても諦めず、

『いつかできるからそれまでやろう』という気持ちを持って、物事に取り組みたい。

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