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レンタル家電理論

あるとき「簡単に手を引けるチャレンジは積極的に試してみたらいいんだ」と思うことがあった。

そう思った瞬間に「あ、この感覚、何かに似てる」と思って記憶をたどっていくと……

たどりついたのは、家電をレンタルした時に感じたときの感情だった。

レンタル家電との出会い

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産休・育休が明けて職場復帰するとなったら、仕事と家事子育てをどうやったら両立できるのか、悩んでいた時。

「ロボット掃除機・全自動洗濯乾燥機・食器洗い機」は共働き家庭にとっての3種の神器!」とか、「ホットクックはワーママにとって必須アイテム!」というネット記事を見るたびに、「使ってみたいな。でも、最近の型のルンバを買おうとすると10万近くするのか…」と、手が出ず指をくわえて見ていた。

そんなときに知ったのが、レンタル家電というサービス。

文字通り、一定期間、期限付きで借りたい家電をレンタルできるサービスだ。

10万近くする家電を、買ったものの使わなかったらいやだな。
ものによっては大きいから処分に困るし、メルカリで売るにも配送が面倒だったり送料が高くなるだろうから気が進まない。

そんなときに「え!車とかDVDだけじゃなく、家電って借りれるの!?」と、こんなサービスがあることを知った。気になる家電を実際使ってみて買うかどうか購入前に検討するのにとてもいい!!と思い、気になる家電をレンタルして実際に使ってみた。

家電レンタルでわかったこと

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サービスを知ってから、私がレンタルした家電は合計4つ。

・ルンバ
・ブラーバ(床のふき掃除ロボット)
・自動食器洗い機
・ホットクック

実際に使ってみて感じたのは、他人にとってのいいものが自分にとっていいとは限らないということ。

ネットの口コミ情報を事前に見ているのでメリット、デメリットは把握しているつもりだった。でも、その許容度は人によって違う。なので、「自動織機洗い機で洗い物の時間は減るけど、機械にセットするのに想定以上の時間がかかるのと洗剤の減りが早いのが嫌だな」とか「確かにホットクックは場所を取るけど、キッチンのレイアウトを変えたら対応できるな」とか、自分のものさしで計ったときにメリットデメリットと感じるかは別の話。

加えて、実際に使ってみる中で、自分が知らなかった自分の価値観を新しく知れたのも想定外だった。

わたし、料理が嫌いなんじゃなくて洗い物が嫌いだったんだ!とか。

そうやって、実際の体験をふまえた結果、購入に至ったのは2つ。ルンバとホットクックは買ったけれど、ブラーバと自動食器洗い機の購入は見送った。2勝2敗。勝率(?)は50%だ。

レンタル家電理論とは

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レンタル家電のいいところは、手軽にチャレンジできるところだ。実際に使ってみて、だめなら返せばいい。よかったら買えばいい。

チャレンジのハードルが低いし、もし思い通りの効果が得られなくても傷は浅く済む。

これは趣味、副業、投資、勉強、キャリア、健康など……家電のレンタルに限らず言えること。

やってみた先に待ってる(かもしれない)未来が頭をちらついて悩む時間は時間があるなら、まずは簡単に手を引ける範囲でチャレンジしてみたらいい。

やってみると、自分にとって合う・合わないを一番よく知ってるのが自分になる。そうすれば、このまま続けるかどうか一番的確な判断ができるし、辞める判断をしても悔しさはない。

自分がチャレンジしようか迷ってることを先にやってる誰かの情報に心ゆさぶられることはないし、何より、やらなかったことを後悔することがなくなるしね。



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