見出し画像

糸で繋ぐ,別れと出会い

高松の街外れにある
面白い美術館を訪れてみた

「一つだけ美術館」という美術館だ

「一人のアーティストが四畳半という
狭いスペースで表現するからこそ
アーティストの世界観にどっぷり浸かれる」

という
なんとも面白いコンセプトなミニ美術館

ここで出会ったのが
東京と高松で活動する
よしおかりつこさんという
女性アーティスト

彼女は「糸」で全ての出会いと別れ
生命の始まりと終わりを表現していて

「全ての出来事は糸のように繋がっていて

繋がる糸もあれば、切れる糸もある

でも決して切れたままの糸はなくって

その糸はまた新たに違う糸へ繋がっていく」



最近別離を経験したわたしには
なんとも心に突き刺さる言葉たち

お部屋の中に入ってみると
所狭しと垂らされた糸と
床には落ち葉の絨毯

「作品の鑑賞について」と書かれた紙を読んでみると

『「縁を切る」と聞くと、こわい感じがしますが
切るからこそ、結びなおせるのです。
切ること、結ぶことを体験してください。」』


テーブルの上に乗せられたハサミを使って
好きな糸を好きな長さで切って他の糸と繋げるそうだ

そっとハサミを手に持ち、糸を切り
目当たり次第に選んだ糸に結んでみた

そこには新しく繋がれた
一本の糸が出来上がった

さてさてわたしの糸は
これからどんな糸に繋がっていくのだろう


サポートしていただくと 世界の中心からものすごい勢いで愛を叫びます 愛してます