【ひとくち小説レビュー】樽とタタン
おはようございます。
読了本のひとくち感想です。
本日は、この本!
『樽とタタン』 中島京子
【おすすめ度】
☆☆
【あらすじ等】
小学生だった主人公は帰りに喫茶店に通っていた。
大きなコーヒー豆の入った樽の側でいつも過ごしていた。ある日彼女は常連の年老いた小説家から「タタン」とあだ名をつけられる。
「タタン」と喫茶店のくせ者常連客との日常を描いた、9篇からなる連作短編集。
【個人的に好きなポイントメモ】
①団地に住んでいる主人公の、団地の描写が幼いながらも恐怖を感じてる感あって好きです。
「団地の個々の家はそっくりの形をしていて、どこにも似たような家族が暮らしていて、いつ、わたしの家族と入れ替わってしまうかわからない」という部分とか。
【感想】
読んでて和む作品でした。
主人公のタタンちゃんの子供の頃を描いた作品ですが、作品全体の雰囲気がコーヒーでも飲みながらのんびり読むのに最適な1冊です。
この本確か、本のガチャという企画で送られてきましたが、「食」要素があったかは読んでてもわかりませんでした…。喫茶店舞台だからですかね…?
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