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セルフコンパッション

マインドフルネスのトレーニングには3つの柱があります。集中力を高めるトレーニング。観察力を高めるトレーニング。そして、優しさ、思いやりを育むトレーニング。自分に対する思いやり、セルフコンパッションについて、考えてみました。

優しさ、思いやりを育むトレーニングは、「慈悲の瞑想」と言われる瞑想を行います。初めて実践をしたときは、温かさ、安心感、穏やかな気持ちが広がり、涙が止まらなかったことを覚えています。

他人に優しくする、共感することは意識していても、自分に対して優しい気持ちを向け、思いやりを持つことなど考えたこともなかった日々。いつも、親や周りからどう思われるかを気にして、常にポジティブでいないと、と意識していました。

マインドフルネスの実践は、今この瞬間の自分の感情、感覚に気づき、そのことに対して評価はせず、ただ受け入れるトレーニングです。実践を通して、他の人と比べて自分を評価していること、自分の本心でなく相手に気に入られるような発言、行動をしようとしていたこと、に気づけるようになりました。そして、気づいたことに対して、ありのまま受け入れる。自分に対して思いやりの気持ちを持つこと、それはとても心地よいことであり、自分に優しくできると、周りにも優しい気持ちを向けることができると実感しています。

忙しいと、つい自分のことは置き去りにしがち。マインドフルネスでまず自分に思いやりを持つことを意識していきたいと思います。

そして、このセルフコンパッションがトレーニングにも活かせ、また、山での行動を考えるときにも役に立っていると感じています。このことについては、また次の機会にまとめてみたいと思います。

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