仕事の生産性を2倍にする、管理職ママの"エネルギー充電"習慣
私は以前
「頑張れば頑張るほど成果が出る」
と信じていた一人でした。
朝早くから夜遅くまで働き、休日出勤も含めて
とにかく時間を費やせば結果は付いてくると考えていました。
しかし、そんな生活を続けて3年目、
ある日突然体調を崩してしまいました。
一週間まともに動けない日が続き、
その間今までの働き方を振り返る時間ができました。
そこで気づいたのです。
私は自分の「エネルギー」を効率的に使えていなかったんだと。
今日は、その経験から学んだ「エネルギー管理」について、
特に「好きなこと・得意なことへの集中」
がいかに重要かをお話ししたいと思います。
知っておきたい「エネルギー充電」の科学
人間のエネルギーには限りがあります。
これは科学的な事実です。
とされています。
集中力を必要とする仕事をしているとき、
私たちは大量のエネルギーを消費しているのです。
特に注目すべきは、「嫌いなこと」や「苦手なこと」に取り組むときのエネルギー消費量です。
研究によると、同じ作業でも、好きではない作業に取り組む時の方が、
約1.5倍のエネルギーを消費するそうです。
私の場合、事務書類作成の仕事が苦手でした。
1時間の作業で、3時間分のエネルギーを使い果たしているような感覚でした。
「好きなこと」「得意なこと」の力
ここで重要なのが、自分の
「好きなこと」
「得意なこと」
を知り、それを活かすことです。
私の場合、企画立案とコンテンツ作成が得意分野でした。
これらの作業をしているときは、時間を忘れて没頭できます。
むしろ、作業自体がエネルギーを補充してくれるような感覚さえあります。
なぜでしょうか?
それは、好きなことをしているときは
- モチベーションが自然と高まる
- 作業効率が良く、成果も出やすい
- ストレスが少ない
- 新しいアイデアが次々と湧いてくる
という特徴があるからです。
エネルギーを最大限に活用する方法
では具体的に、どうすれば自分の好きなこと・得意なことに集中できるのでしょうか?
私が実践している方法をお伝えします:
①エネルギー管理マップの作成
まず、全ての業務を以下の4つに分類します:
- 好き&得意
- 好き&不得意
- 嫌い&得意
- 嫌い&不得意
この分類により、どの業務に優先的にエネルギーを使うべきかが明確になります。
②時間帯による配分の工夫
私の場合、午前中は頭が冴えています。
この時間帯に「好き&得意」な企画業務を集中して行います。
逆に、苦手な経理作業は午後3時以降に回すようにしています。
③デリゲーションの活用
全てを自分でやろうとせず、苦手な分野は他者の得意分野に任せる。
これにより、組織全体の生産性が向上します。
実践してわかった変化
このような「好きなこと・得意なことへの集中」を意識し始めて、驚くべき変化がありました。
- 仕事の質が向上
- 労働時間が約20%減少
- 新しいアイデアが増加
- 心身の疲労が大幅に減少
特に印象的だったのは、チーム全体のパフォーマンスも向上したことです。
一人ひとりが得意分野に集中することで、お互いの強みを活かせる組織になっていったのです。
始めるためのステップ
では、明日から実践するために、
何から始めればよいでしょうか?
1. 1週間の業務日記をつける
- どの仕事にエネルギーを使ったか
- どの仕事が楽しく感じたか
- どの時間帯が最も効率が良かったか
2. 「好き&得意」リストの作成
- 過去の成功体験を振り返る
- 没頭できる業務を書き出す
- 他者から評価される得意分野を確認する
3. 上司や同僚との対話
- 自分の得意分野を共有する
- チーム内での役割分担を提案する
- 相互支援の可能性を探る
おわりに
「エネルギー充電」の本質は、自分の持つ力を最大限に活かすことにあります。
それは単に休息を取ることではなく、
自分の好きなこと・得意なことに集中することで、持続可能な高いパフォーマンスを実現することなのです。
明日から、まずは小さな一歩から始めてみませんか?
自分の「好き」と「得意」を意識することから、新しい働き方が見えてくるはずです。
プロフェッショナルとは、限られたエネルギーを最も効果的に使える人のことなのかもしれません。
その意味で、自分の好きなこと・得意なことを知り、それを活かすことこそが、真のプロフェッショナリズムなのではないでしょうか。
最後に、このような働き方の改革は、一朝一夕にはいきません。
しかし、一歩一歩着実に進めていけば、必ず変化は訪れます。
皆さんも、自分らしい「エネルギー充電」の方法を見つけていただければ幸いです。