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スロベニアで食べた美味しいものをただただ羅列する|スロベニア日記 #8

こんにちは!スロベニアのリュブリャナ大学で大学院生をしているりんです。6月末まで大学が忙しくて、久しぶりの投稿になってしまいました。

スロベニアは4月ごろから日照時間が日に日に長くなり、今では朝5時半ごろには日の出、21時ごろに日没、という毎日。いつまでも明るいし、野外でのイベントも増えてきたり、気温も半袖で暑くも寒くもないくらいの過ごしやすい温度で、本当にハッピー。ここは天国なのか?と思ってしまうくらい、町の人々がのんびり、ニコニコしている😊

今回はシンプルに、スロベニアで食べた美味しい食べ物を写真と合わせて紹介していこうと思う。スロベニアが発祥のものも、私がスロベニアで食べて印象的だったというだけで、他の国の料理もある。

まず、スロベニアのご飯は基本的に美味しいと思う。
私にリュブリャナ大学をおすすめしてくれたのはベルリン在住の阿部 雅世さんというデザイナーの方で、彼女はスロベニアでのプロジェクトも時々受けているのだが、ベルリン外での仕事は、ご飯が美味しい土地の仕事しか受けないようにしているらしい。その阿部さんがスロベニアで仕事を持っているというのだから、渡航前からある程度、食事については安心していた。(金沢美大に集中授業で来てくれていたのも納得できる。笑)この記事で紹介するのは一部だけど、ピザとかハンバーガーとかパスタとか、そういう一般的な料理も美味しいと思う◎

それでは、はじまりはじまり〜



Burek(ブレック)

1つ目はトルコ発祥の料理で主にバルカン半島でよく食べられている、ファストフード的な位置づけの食べ物、ブレック。しょっぱい系のパイで、ピザブレックとかチーズブレックとかミートブレックなどがある。スロベニアで食べるなら、Olimpija というお店で食べるのがおすすめ。

olimpilaの公式サイトより

このお店の一番の売りはピザブレック。でもスロベニア人の友達にはチーズブレック派が多かったりする。私はミートブレックが一番すき。胡椒のきいたひき肉とパリパリのパイの相性が抜群にいい。スパイシーかつジューシーで、ジャンキーな気分のときにはもってこいな味!

パンプキンオイル

調味料なのだけど、パンプキンオイルという、かぼちゃの種からできたスロベニア名産のオイルがある。深い緑色をした、ナッツの高い香りがするこのオイルをサラダに振って食べると、もうどんなサラダも小洒落たレストランの一皿のようになっちゃう。スロベニアに来たらぜひ一度は試して欲しい。お土産にもぴったりだと思う。


Pelmeni(ペリメニ)

これは水餃子みたいなもので、ロシア料理の一つ。Permenarnaというお店のペリメニが、あつあつモチモチで、噛んだら肉汁がわわわわ〜って溢れ出してくる感じ。ブラックペッパーをかけて、サワークリームと合わせて食べると、肉のもったり感とサワークリームの爽やかさがあいまって、とても美味しい。食感や構成的には水餃子なんだけど、私の知っている水餃子じゃないぞ?と舌が言う。なんというか、あ〜寒い国の料理だな〜という感じ。食べ終わると小麦粉と肉が体中に満ちたような感覚になって、ぽかぽかしてくる。



Štruklji (シュトゥルークリ)

これはスロベニアのお菓子で、ミルクレープの生地みたいなしっとりした薄い生地とクリームやソースのロールケーキみたいなもの。上の写真だと巻きが見づらいけど、こんな感じ↓

Mojih štrukljih の waltページより 

Mojih štrukljih ってお店で食べたんだけど、ここではお店の人が温めるか聞いてくれる。初めて行ったときは、まじ?ケーキ温めるの?と思ったけど、せっかくなのでと思って温めてもらったら正解だった◎ 薄皮の生地とクリームが口の中でほどよく溶け合っていき、意外にもおいしいのだ。量的にはけっこうずっしりめだったので、お腹をすかせて行くのがおすすめ。

だし巻き卵とか伊達巻みたい



Ajdovi žganci(アイドヴィ・ジュガンツィ)

自分で作ってみた

スロベニア人はそば粉も結構よく食べる。Ajdovi žganci(アイドヴィ・ジュガンツィ)は郷土料理の一つで、スロベニア風のそばがき。塩味でベーコンと合わせて食べるこの料理は、日本のそばがきとはまた全然違う味わいで、同じ素材でも地域性の違いでこんなに違う料理になるんだな〜と感心した。

そば粉といえば、ガレットも美味しいよ。



ジェラート

夏が近づいてくると、どこのカフェも店先でジェラートを売り始めた。どのお店も種類が豊富で最低でも8フレーバーくらいは置いてある気がする。見ているだけで楽しくなってしまう。いくつかのお店で食べた中だと、DIAMATTEOというお店のジェラートが美味しかった◎

友達の話によると、むき出しで空気にさらされて冷やしてあるものよりも(見栄えはめっちゃいいんだけどね)、円筒形の穴が空いているみたいな保冷ケースで、全部フタをしておいたほうが品質が保てるらしい。

DIAMATTEO 公式Instagramより

なので、この形態で売っているお店は品質へのこだわりへの信頼が置ける可能性が高いらしく、迷った際はそこも見てみるといいかも。


・・・


大家さんの作ってくれるご飯

最後に、私のセカンドマザーの料理を紹介したい。
私はいま大きな一軒家の2階で4人でシェアハウスして住んでいる。1階には普通に家族が住んでいて、その家族の娘のうちの1人がシェアメイトとして2階に住んでいる。

だからか、大きい家族のような感じで、1階に住んでいる家族のお母さん(Barbara:バーバラ)が2階の私たちのことを気にかけてくれて、ときどきご飯をおすそ分けしてくれたりする。バーバラがおすそ分けしてくれるご飯は、もちろん美味しいし、やさしさや安心感が沁みて、美味しい以上の味わいがある🥲

左はシフォンケーキ、右はスロベニアの郷土料理の一つでもあるチキンカツ。チキンカツはスロベニア料理として紹介されていることも多いし、スロベニア料理屋さんでも出てくるけど、特にスロベニア独特の味付けとかがあるわけではないのかなと思う。

豚肉を煮込んだもの、マッシュドポテト、茹でたブロッコリー、サラダ。


Potica、ハム

これはイースターのときに2階に持ってきてくれた一皿。うずまきになっているようなケーキはPotica(ポティツァ)といって、スロベニアの伝統的なお菓子。黄色い部分はシンプルなスポンジ生地で、茶色い部分はウォールナッツの生地。甘すぎず、ウォールナッツの風味が芳醇で美味しかった😋

こんな家庭料理をおすそ分けしてくれるだけでもありがたいのに、バーバラはクリスマスプレゼントや誕生日プレゼントもくれたし、初めて来たときには空港まで迎えに来てくれた😭 もはやバーバラは私の第二のお母さんと言っても過言ではない・・・!





食べ物の紹介はこんな感じ。あと、イタリアが近いからか、スロベニアはカフェのコーヒーのクオリティが平均的に高いと思う!ワールドワイドのコーヒーチェーンがなくて、個人経営のカフェか、あってもリュブリャナ市内に何店かあるようなリージョナルチェーンばかりで雰囲気もいい感じ。値段も€2-3くらいだし、1人分のスペースが広くていい。お気に入りカフェ編もいつか書きたいな〜

そして、写真を見ていたらお気づきだとは思いますが、やっぱりヨーロッパ、カロリーも糖質も脂質も高めな食べ物ばっかりで、気をつけていないとすーぐ肥えてしまう。日本にもハイカロリー糖質脂質たっぷりな食べ物もたくさんあるけど、同じくらいヘルシーな選択肢もいっぱいあったんだなとスロベニアに来て初めて気付いた。

スロベニアでは、日本でよく見るような低カロリー / 低糖質 / 低脂質 / 低プリン体みたいなのを謳った食品ってほぼ見ない。日本人の、美味しいものを食べたいけど太りたくもないし罪悪感も感じたくない!というジレンマへの開発精神、恐るべし。

ヨーロッパでスリムな体型でいようとすることは、日本でそうあろうとすることよりずっと難しいと思う。実際、肥満とされるBMI25以上の人の割合は日本が27%なのに対し、スロベニアはなんと2倍位上の56%…!

私はと言うと、今のところ、そんなに劇的な体重の変化はしていないけど、食事に気をつけて運動もちゃんとしないといけないな〜と今回写真を見返してて改めて思った。。。

では!čao~ (チャオって読むよ)




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