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東京は婚期を焦がす

先週、大阪で所用があり1週間ほど過ごした。

目に見えるあるゆる景色が、寝不足の頭痛のような鈍い重さを伴う記憶となって脳の中で飛び交う。
そんな青春の地・大阪を
客観的に見て感じたことを書き連ねる。

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大阪を飛び出てはや8年。
「今」を東京で過ごすわたしが感じた日本最大の都市・東京との確かな違いと、昔も今も変わらないものを抱えている日本第二の都市・大阪について。

『大阪Lover』で「グリコたこ焼きなんでやねん」が常備されているかどうか、が1番の違い、ということはおいといて。

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まず目に見えるところから。
家賃。
不動産を見て驚いた。「大阪の家賃安ない?」と友人に言うと「いや、普通ちゃう?むしろこのへん高いで。」と言われた。

そう、東京が高すぎる。

これでは東京で一人暮らしはおろか同棲なんて夢のまた夢。
高い初期費用がかかることを踏まえると同棲するにも、相当の覚悟が必要だ。
じゃあ賃貸じゃなくて分譲買っちゃおうなんて思った日には億ションなんて言われて、20代のごく普通のカップル・夫婦にはなかなか厳しい。


だから東京以外の友達は結婚が早いのかと、
妙に納得してしまった。
だって今の若者は冷静だから、基本同棲してから結婚したがるし(わたし調べ)
駆け落ちなんて「昭和やん?(笑)」の令和っ子だ。
家賃安ければ「とりあえず一緒に住む?」ってできるし、広い家住めるからイライラしなさそうだし(偏見)

地方で過ごしている子、つまり、東京以外で暮らしている子は結婚が早い。

東京は単に刺激が多いだけだとうっすら思っていたが、どうやらそれ以外にも理由がありそうだと気づいてきた。

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続いて。
働いている人の職業。
言わずもがな、一極集中の東京には大手企業、外資系企業などの本社や日本支社も多く、激務に追われてる人の割合も当然多くなってくる。
そうして稼いだお金を使う場所も多い。

大阪のデートスポットに比べると、(当たり前だが、)東京には果てしなくデートスポットもイケイケなお店も多い。
でも、場所によってはちゃんと下町らしさも残っている。

住めば都、わたしは東京がすっかり好きになってしまった。住む沿線を変えればあっという間に街の雰囲気も変わる。面白い。

あんなに自分の全てだった大阪も一地方都市でしかない、という事実に気づいた時は認めなくなかったが、大人になるにつれ、やっぱり日本の中心は東京だなーなんて思うわけです。悔しいけど。


そして当然、上を見ればキリがないくらい優秀な人、いわゆるハイスペな人、美人、お金持ちが沢山いる。
婚活してたら「まだいけるかも!」と思えるのも至極真っ当。

そうしているうちに気づけば東京に婚期を焦がされてしまう。

まだ20代も半ばだけど、職場の上司やお姉さまを見ていると一人で生きていけるたくましさと強さを兼ね備えた美人がたくさんいる。

話を聞いていると、ああ、、きっと東京に婚期を焦がされたのだろうな。と思うが、それでも彼女たちは聡明で強い。
地方にいる友達にこのことを話すと「そんな漫画みたいな人いるんだ」と言われるが、地方にはいない人たちだ、なぜなら仕事がないからね。
20代前半でこういった女性たちに出会えたのはわたしの人生の財産だ。


「焦がされてなにが悪いんだ」と、涼しい顔して言えるのが東京の良いところ。
その代わり、精神的にも経済的にも自立してることが求められるけどね。


アグレッシブで刺激たっぷりな人生を楽しむなら大都会 東京で揉まれたらいいと思う。
東京で揉まれて、発酵して、味が出て自分の中に染み込むようになったら、人生本番です。

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