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睡眠とインテリア[快眠湿度と湿気対策]

じめじめした気候が続く時期は、湿度の影響で睡眠の質が低下している可能性があります。



・睡眠にとって快適な湿度は?

快眠できる湿度は約50%前後です。
6月、7月になって寝つきが悪くなった、寝苦しくなった、夜中に目が覚めるようになったという方、気温が高くなったからだと思い込んでいるかもしれませんが、気温以上に高湿度の影響が大きいかもしれません。
雨の日や梅雨時期には、湿度対策もしっかり行っていきましょう。

睡眠の質が低下してしまうと、日中の集中力の低下免疫力の低下代謝低下食欲増進、などなど様々な悪影響となります。



・湿気がたまりやすい環境とは・・

❶窓まわり

一般的な窓ガラスは、気温の影響を受けやすい素材です。夏の暑さ、冬の寒さを室内に伝えやすいのは窓ガラスです。
その影響で窓ガラス付近は湿度が高く、結露が生じやすい環境です。
窓の近くにベッドを配置していると、湿気の影響で寝具がカビやすくなってしまったり、高湿度で睡眠の質低下につながったりしてしまいます。

結露


❷壁にピッタリ家具配置

壁にピッタリ家具を添わせて配置することでも湿気がこもりやすくなります。特にベッドやソファなどのファブリック類だとダニやカビが発生しやすくなってしまいます。ベッドを壁面に沿わせて配置している方は多いかもしれませんが、数cm間隔を開けての配置が理想的です。

ソファと壁面との間にスペースが欲しいところ


・インテリアでできる快眠湿気対策

❶窓から距離をとってベッド配置

窓付近は湿気が高くなりやすく、高湿度により睡眠の質の低下にもつながりますし、寝具の劣化にもつながります。お部屋の広さや形にもよりますが、窓から少し離れた位置へベッドの配置がおすすめです。

ベッドは窓から距離をとり、ヘッドボード側のみ壁面へ添わせての配置が理想的


❷寝具の素材

接触冷感が注目されていますが、湿度の高い時期には特に、「吸湿性」「放湿性」の機能を持った素材がおすすめです。
また梅雨時期は天日干しできる日が限られてくるため、布団乾燥機や布団クリーナーを活用して、寝具の湿気を取り清潔にしておくこともおすすめです。特にこの時期はダニやカビが発生しやすい時期です。発生したダニは数か月後ピークに死がいやフンが布団表面に現れやすく、吸い込んでしまうことでダニアレルギーを発症しやすくなってしまいます。
ハウスダストアレルギーを発症してしまうとくしゃみや鼻水、かゆみなどによって睡眠の質が低下してしまいやすくなりますし、治療には数年かかってしまいます。


❸ベッドフレーム

通気性の良いベッドフレームを選びましょう。おすすめはすのこです。
マットレスと床面との間に空気が通るスペースが生まれて、湿気がたまりにくくなります。
布団の場合でも、すのこを敷いた上に布団を敷くのがおすすめです。



さいごに

湿度が高い日は睡眠の質が低下しやすくなっています。
寝苦しい日は室温に注目しがちですが、湿度の影響で睡眠の質が落ちている可能性も高いです。湿度対策を行って快眠生活を送ってください。


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