見えている世界が違う人と友達になった。
ここ2~3ヶ月、私は画面越しで様々な意見交換ができる場に身を置いていた。
そのメンバーは理系文系勉強していることも年齢も様々。学生も社会人もいる。
ただ一つ共通していることは圧倒的に私より頭がいい人たちばかりだ。私には想像できないようなことを研究・勉強している。そして社会に対して貢献する意識も高い。
自分の意見を持っていて、それを言語化する能力も高くて、ボールを渡すとありえないぐらいに遠いところまで進めていく。
こんなに精度の高い意見交換の場に参加するのは初めてだった。
こんなこと言うのもおこがましいけれど、今まで私は比較的上位に所属していた。高校だって苦労しなかったし、大学の推薦も選択肢はたくさんあったし、大学だって特に苦労していない。就職活動だって比較的スピード感を持ってこのご時世の中決めた。
だからこれまで授業をはじめとする、意見を交換する場やグループディスカッションになると、「他の人の意見が出ない」「話の論点がずれている」「結局自分がすべての仕事を引き受ける」などなど…自分にも非はあるだろうけど、なんでこうなるんやろうって思ってた。みんなで協力し合ってまともに答えを出したことないんじゃないかと思うぐらい。まあ大体こんなもんでしょ、なんて諦めの気持ちも持っていた。
だけど、ここはそうじゃなかった。
みんなが次々と自分の考えを話す。そしてそれに対して広げたりはたまた反対意見を述べてみたり。
・・・すごい。
そして私は置いて行かれている・・・
ただそれだけなのに毎回参加するたびに感動していた。
そして私の知識と経験ではなんにも歯が立たなかった。
それでも楽しかった。
社会に対する問題にこんなに真剣に考えている若い人たちがいて嬉しかった。頭を使いながら意見交換をして、考えをブラッシュアップして楽しかった。こんな話、うちの大学の友達とはできないだろうなって思う。
加えてここの人たちが優しいこともあって「ぽんすけちゃんのあの話、好きなんだよね~」「ぽんすけちゃんはそのままでいてね」って言ってくれる人たちばかりだった。明らかに自分のほうが頭いいのに、絶対に偉ぶらない。
「ぽんすけちゃんはいつから真面目な話がしたいって思ったの?」って聞かれた。
そうだなぁ。
noteを見るようになったり、就活を進める中で社会について考えるようになったからかなあ。まだまだだね。
「もっと早くぽんすけちゃんと出会っていれば、なにか違うこともいっしょにできただろうな。」
私「・・・そうだね。あと半年でこれまでの時間を取り戻せるかな。」
「大丈夫やろ、だって半年じゃなくてもいいやん。上京しても話すことはできるやろ。」
うん、そうやな。
少しだけ、いやだいぶ珍しい友達ができた気がする。
不思議な1日だった。
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