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Pride Parade🌈

すっかり前のお話になってしまいますが、7/31、わたしが住むバンクーバーでは2年ぶりのプライドパレードがありました🏳️‍🌈

わたしは現地の2SLGBTQIA+コミュニティを支援するNPO法人にボランティアの一員として所属していて、普段はインフォメーションデスクで電話やメール、対面での問い合わせ・相談対応をしています。(ボランティアのことはまた別の記事でまとめたいと思います。)

LGBTQ先進国と言われているカナダで、「プライドパレードに参加する」というのはわたしの留学の目的のひとつ。ありがたいことに、パレードを「見る側」ではなく、その団体のメンバーと一緒にマーチングをすることができました!

所属団体の方に、MACからパレード当日のメイクアップのオファーがあったため、わたしたちはプロのメイクアップアーティストさんにレインボーアートをしてもらいました。わたしはマスクを着用することを考慮をして、目元にレインボーアイシャドウをしてもらいました!

(※BC州では現在、マスク着用義務がなくなったので、マスクをつけるかつけないかは個人の判断に委ねられています。もともとマスクをつける習慣がなく、かつ北米文化ではマスクに対するネガティブなイメージがあるため、義務でなければ着けない方も多いです。)

パレード自体は参加団体によってスタートする位置、時間が違うのですが、わたしたちがマーチングしていた時間は1時間半ほどです。

ストリート沿いに集まった溢れんばかりの人々に挟まれて、マーチングをしながらみた景色はたぶん一生忘れないだろうな、と思います。

ストリートの両サイドにも、コンド(アパートメント)のベランダにも、お店のパティオにも、見渡す限り、人、人、人!!!みんなが思い思いの格好をして、レインボーのグッズを身につけて、満面の笑みで「Happy Pride!」と声を掛け合う姿。あれほどまでに色とりどりな景色とこぼれるような笑顔をみたのは初めてでした。

とにかく街中がハッピーでポジティブなエネルギーに溢れかえっていて、だれもがこの瞬間を待っていたかのような。どんな格好をしていても、だれと手を繋いだりハグをしていても、だれもがそれぞれの存在を祝福する。そんな空間でした。

カナダはその歴史や文化的背景から、多様なルーツをもつ人々が集まった移民大国です。そこには複雑な背景があるのですが、悲惨な歴史と向き合ってきた結果、「多文化」「多様性」をアイデンティティとして自覚している国のひとつだと思います。そんな国で実際に生活をしてみて、学校に行って、仕事をして、人と話して、、あくまでわたしの個人的な感覚ですが、ここにいる人たちは、人種も国籍も文化も言語もジェンダーも、いろんなごちゃまぜをひっくるめた自分たちの街が好きで、そんな街をつくっている自分たちのことを誇りに思っているんだろうな、と。

来年も無事に、プライドパレードが開催されますように!

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