太宰治 人間失格
「恥の多い生涯を送ってきました。」
「それは世間が、ゆるさない」
「世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?」
生きていて恥がない人生なんてないんじゃないか
酒、薬、女、人間なんて汚く愚かで弱く情けない
あぁ、人間って本来そんなものだよなと思う
近頃のSNSなどではキラキラしている美しいものが多く疲れてくる。眩しすぎて目を背けたくなる。その時に人間失格は
「あぁ、なんて人間らしい小説なのだろうと」感じさせてくれる
世間とは目に見えない大きなものと日々戦っているように感じさせられる
本当は世間なんて自分の隣にいる人なのかもしれないと思わされる
そう思うと少し気が楽になるような気がする
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