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派遣保育士になって変化したこと

まだまだ勝手がわからず、手探りで仕事しています。
でも、心穏やかに働けている今がありがたいと思っています。

アラフィフで保育士になるというのは、私の場合ですが、それ相応の覚悟をしてわざわざなったのです。にもかかわらず、早々にこのままだと心身ともに病むのは間違いない…と思って、直接雇用から派遣雇用に切り替えて働くことにしました。

そんな私が心身ともに穏やかに働くことができているのはなぜかと考えると、派遣になって大きく二つの変化があったことに気づきました。



派遣は仕事内容(責任・権限・役割)がはっきりしている

・仕事内容の1/3は掃除・片付け(保育環境のセッティング)
※トイレ掃除などの清掃は専門の清掃員の方がいて、私は保育するためのセッティングという意味合いの強い掃除・片付けをします。

・残りの2/3が子どもの見守り・保育補助
正規社員の保育者がいることが多いので(いない時間も少しある)、怪我や嘔吐などがあれば、即正規社員に報告して私の業務責任から手が離れます。
全体の安全を確保することを優先にしつつも、余裕がある時間帯には子どもの遊びの中に入ることもあります。まだ数日ですが、徐々に子どもたちも私の顔を覚えてくれる子もいるし、私の方でも数日の見守りの中で、Aちゃんはこういう遊びが好きなのかな、BちゃんとCちゃんはいつも一緒にいるな、などと特性や関係性が見えてきて、想像していたよりも関わりを持てている点も満足度が高いです。(もちろん大きな判断は正規社員にお任せするように報告相談することを常に頭に置いています)

…パートの直接雇用で働いていたころは、パートと正規の違い(仕事の権限・責任の所在)が曖昧で徐々に働きにくくなったので、今の役割がはっきりしている環境は私に合っているようです。なぜ責任の所在や権限の範囲が曖昧だと働きにくかったのかは、また別で書きたいと思います。

出勤時間・退勤時間が明瞭

今は、出勤時間に来て、退勤時間に帰ることができます。これがとても嬉しい!
…こんなことは当然と言えば当然なのですが、その当たり前が行われていないのが保育業界ではないでしょうか(あくまで私の体験上ですが)。

前職場では退勤時間になっても帰れず、ずるずると時間が過ぎてしまうことが3日に1度程の割合でありました。前もって申告していないものは残業扱いにはしてもらえませんでした。これが労基上ある意味正しいことはわかっているのですが、それならばそのように(事前報告がない残業はできないから、時間になったら速やかに退勤するよう指導することを)管理職に指導を徹底していないと、その言い分は成立しませんよね。私は退勤時間以降に現場で管理職に仕事を振られて帰れないのです。それなのに、事前報告がなかったから残業扱いにならない、というのは納得がいきませんでした。私には、労基法を都合の良いように解釈しているのか、本質的に理解していないのか…いずれにせよ不誠実に見えました(というか違法)。退勤時間になったら仕事を振られる前に意を決して自ら帰る宣告をしないと帰ることができず、このことがずっとストレスになっていました。

でも、こういう職場は案外多かったです。


派遣保育士になって、以上の二つが大きく目立って変化したことで、私は働きやすくなりました。(このことは、もしかして派遣になったことよりも職場を変えたことが大きく関わっているのかもしれませんが、その正誤は今の職場での人間関係をつくることができれば、追々わかってくると思います)
心が安定すると、余裕をもって子どものことを冷静にしっかり見ることができると思います。
今のところの感想なので、今後変化するかもしれませんが、のちに振り返るためにも記録しておこうと思います。


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