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次の約束をする男。の気持ち…

どこかに出かけようと約束はしていたが、
結局のところお互いの仕事がどうなるか読めなかったので
どうするかは本当に直前になってしまった。

ただ、ひょんなことから連休が重なったので
(彼の方はなんとか連休をもぎ取ったという感じだったが)
1泊旅行に行くことになった。
前日、深夜まで仕事していた私を思って、
待ち合わせは午後からにしようと提案してくれた。

2週間前に初めて会ったばかりなのに、1泊?と
相手の提案にも、それを「まぁいっか」で済ます
自分の思考にもちょっと笑ったが、
お互いの中間地点でなんとか合流できて1泊旅行がスタートした。

彼の運転は正直怖かった。
何が怖いって「免許は持っているが頻繁に運転をしていない人」
なので、車通りの多い場所や首都高・高速は「慎重」なのだ。
今まで、これほどまで「慎重」に運転する人を見たことがないので
その「慎重」さに少し驚き、怖さを覚えたが、一生懸命は伝わってきたので
運転手の運転し易い環境(音楽もラジオもかけない)に不満もなく従った。

夕方に都内を出発して目的地の九十九里は20時頃ようやく到達。
出発前に彼が宿泊先も予約してくれていたので、
とにかくそこまで辿り着いて、それからどうするか考えることにした。
道中一生懸命な姿に微笑ましくなってしまった(笑)。
長時間の運転も久しぶりだし、人を乗せての運転なら
尚更気を使っただろうと思い、宿泊先に着いたら出歩くのをやめて、
近くのコンビニで豪勢に買い込んで部屋で乾杯をした。
まぁ、近くにお店がなかったっていうのもあるんだけどねw。

宿泊先はちょっとしたコテージのようなところで、
和室。お部屋には露天がついていた。
すでにお布団も敷いてあり、なんか…エロかった。
和室に布団が並んて敷かれているのって、
なんであんなにエロっぽいんだろうね(私だけ?)

豪勢に買い込んだお酒で乾杯。
2人だけの空間でお酒が入って、和室。
私も相当疲れていたんだと思う。
「ほろよい」を半分も飲み切らないうちに酔いが回ってゴロン。
なぜか彼に膝枕をしてもらってくつろいでいたw
(あー彼と旅行するってこんな感じなのかなーと想像して幸せだなーと思う)

膝枕されつつ一緒に野球中継を見てたわいもないことを話す。
そのうち眠気が襲ってきてうとうとし始めるが、なんとか抵抗する。
だってせっかく一緒にいるのだから。
寝てしまうのなんてもったいない。でしょ?
お部屋の露天だってまだ堪能していない。
一緒に入ったりとか、ちょっと覗いたりとか…とか。
(完全に思考がエロだねw)
それでも襲ってくる睡魔には抗えなくて、お布団に連れて行かれる。
お布団の上に寝かされて隣で横になる彼を感じる。
(お風呂に入った後でないとお布団には入りたくないタイプですw)
もう完全に甘えモードに入っていて、彼にピッタリくっつく。
付き合ってもいない、2週間前に会った人にこれだけ甘えるのも
一緒にいる時間を通じて信用している証拠なんだと思う。

しばらくまどろんだ後、お風呂に入る。
流石に一緒には入れなくて(こういうところは初いw)
1人でゆっくり入る。
障子を開ければ入浴しているところは丸見え。
信用はしていいたが、ずっとソワソワしていた。

お風呂に入ってさっぱりして、H Pも回復。
彼もお風呂から上がって、さぁ!お布団にゴロン。
別々のお布団にゴロンしたら、
案の定、彼がこちらの布団に攻めてきた。
軽く抵抗してみるも、着ていた浴衣がはだけていくだけだった。
ふざけ合って、お布団の中でジタバタする。
男女の友達がふざけ合っているだけ。甘い雰囲気はない。
ふざけ合って、大笑いして、くすぐりあって、息が上がる。
軽い運動だw。横を向くと唇が重ねられた。
最初は軽く。何度も。そして次第に深くなっていく。
はだけた浴衣の隙間から、直接触れられる。
お腹の奥の方がきゅっとなると同時に、もっと触れてほしいと思う。
もっと密着したいと思う。そしてもっと求めてほしいと思う。

お互いの吐息と布の擦れる音とが入り混じった空間。
首や胸にキスを繰り返され、お腹やお尻、足をフェザータッチされ
敏感になる。溶かされる。少しだけドキドキする。
苦しそうに硬くなった部分が、私のももに触れる。
「する?」と聞いたが彼が首をふる。
「そっか」と返して、私はそのまま彼の腕の中で微睡む。

触り心地がいいのだろうか?
ずっと触れられていたが、それ以上進むことはなく
ゆっくり眠りに落ちていった。

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