【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』14
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読書メモ
第2章 創造的な脳
すべての思考は「記憶の行為」
脳に関する新しいモデル
→「学習+記憶」神経科学者のエリック・カンデルのことば
「記憶は私たちの精神活動を結びつける糊である……」
すべての思考が、何らかのかたちの記憶の行為
→思考を構成する要素が新しいのではなく、要素を組み合わせる方法が新しい
「論理」にも創造性が必要
1つ目の式:数を使った式
→過去に行った計算の記憶をもとに、答えを形成する2つ目の式:古代ギリシア語を使った式
→答えを形成する基となる記憶がない論理的な数式の答えを生み出すプロセス
→手元の問題に合わせて記憶を組み合わせる作業が行われる
アイデアの質は「脳内のピースの質」で決まる
イノベーションを生み出す創造的な組み合わせは、日常的な思考と同じ延長線上にある
アイデアの質は、組み合わせるピースの質によって決まる
課題で行き詰まるのは、おそらくパズルのピースが足らないから
創造の方法を理解できるからと言っても、大きなアイデアを生み出すのが簡単ということにはならない
→創造のプロセスを構造に落とし込み、その構造に忠実に従わなくてはならない
感想
ふだんからのインプットの質で、アイデアの質が決まるのは頷けます。クリエイティブな職に就いていらっしゃるかたのお話を伺うと、読書の量とジャンルの広さに驚きます。
「学びすぎ」という言葉もありますが、これはむしろ失敗しないことにこだわりすぎた結果とも言えそうです。記憶のパーツを新しい方法で組み合わせるのではなく、学んだ情報そのもので対処しようとした結果であるとも言えます。
アイデアを出す方法でわかっているのは、現段階で、大きなタスク(メインタスク)を、いくつかの小さなタスク(サブタスク)に分解し、その小さなタスク(サブタスク)の解決方法を、それぞれ考えるということです。
「創造のプロセスを構造に落とし込む」とありますが、その具体的な方法は何であるか?、が、これからのこの本の主題となりそうです。
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