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【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』29

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シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』目次マインドマップ

読書メモ

第4章 ステップ2 課題を分解する

  • 根本原因分析の限界

    • 課題の根本原因が小さく、すぐに解決できることを前提としている

    • 現実には、「根本原因」を突き止められるとは限らない

      • 原因が大きすぎる

      • 解決不能ないくつもの要因が絡み合っていたりする

    • 根本原因分析は機械や技術の課題には有効

      • 扱いやすい根本原因に容易に遡れるため

  • MECEの限界

    • 複雑な課題の場合は、課題が複雑に絡まり合っている

    • MECEは課題を分解しているのではなく、状況を説明している

感想

裏を返すと、Think Biggerは、課題どうしが絡まりあっているのをある程度許容して、解決策を考えるということなのでしょうか。

確かに、課題を分けることがゴールなのではなく、解決策を見つけるためのプロセスとして、課題の分解が必要だと考えられます。MECEは論理的な美しさはあるかもしれませんが、課題の解決策を考えるという実際の仕様の面においては、力不足なのかもしれません。

複雑に絡まりあった課題を、ある程度複雑なままにしておくことが、Think Biggerという手法の強さであると思いました。

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