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【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』9

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丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』目次マインドマップ

読書メモ

第2章 アダム・スミス先生と社会善のユウウツ ― 倫理と経済編

  • 経済活動の結果として道徳が守られている仕組み

    • 文明が進んでいる国では、社会全体の労働によって生産物がとても豊か
      →すべての人々に対する供給も十分な場合が多い
      →分業の推進による社会の文明化の実現のおかげ

    • 分業 = "労働の分割"(division of labour)

      • 社会的に意味のある、社会を構成している労働を分かち合う、というニュアンス

      • それが維持されれば、疎外は生じなかったのではないか?(マルクス)
        →アダム・スミスにとって、分業の最も重要な効果は、結果的に最下層の人々の生活水準を上げられたこと

      • ただし、分業は、人間の交換しようとする性向の必然的な帰結(広い範囲に有用性などとはまったく関係がない)

    • 文明が進化し、人間が物質的に豊かになるのは、富に対する野心があるから
      →"見えざる手"(自分のために富と地位を求めているのにも関わらず、知らず知らずのうちに、社会の繁栄を押し進めている)が生まれる


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