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【読書メモ】齋藤孝『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』42

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『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』目次マインドマップ

読書メモ

第7章 達人たちの「調べる」エピソード

  • 小林一三(実業家、起業家)

    • 仮説を立てて調べる習慣を身に付ける上でのお手本になる

    • ターミナルデパート(ビジネスモデル)
      →自ら経営する阪急電鉄のターミナルにデパートをつくる
      →鉄道の集客力を利用できる(= 集客の経費は不要になる)
      →商品も安く提供できる

    • ターミナルデパートを実現するための研究を重視
      →仮説の実践・検証を行うことが有効
      →いまでいうアンテナショップをつくり、売上データの収集を試みた

    • まずは小さく実験してみることがポイント
      →失敗してもダメージは抑えられる

  • 鈴木敏文(セブン&アイホールディングス代表取締役会長(当時))

    • 仮説、実験、検証、修正を徹底している

    • 思い込みだけで行動しないように、検証データを取ることが大切

感想

「仮説→実験→検証→修正」は、内田和成氏の『仮説思考』の手法そのものだと思います。仮説を立て、仮説を検証するためのデータを集め、(必要ならば)仮説を修正する方法です。

仮説思考については、グロービスの記事がわかりやすく要点を解説しています。

「仮説思考」の反対は「網羅思考」です。データを網羅的に集めて分析し、結論を導く方法です。「網羅思考」では、情報収集や結論を出すまでに時間がかかってしまいます。いまのように変化が激しい時代だと、小さく作って仮説を検証する手法が、ますます、大切になってくると思います。

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