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#26 【梅仕事】ちょっぴり遅い9月の土用干し

以前の記事でお話しした通り、今年は初めて梅干しを作っている。

6月末に漬けた梅干し。
無事に梅酢も上がってきて、紫蘇も入れて、あとは土用干しをして完成...と思っていたら、2回目の梅雨のような雨が続いてしまい、夏の土用の期間があっという間に過ぎてしまった。

梅酢たぷたぷ

そもそも、それ以前の問題で、私がすんでいる北陸地方は雨の日や湿気の多い曇りの日が圧倒的に多い。

梅干しは、一般的には3日間連続で晴れの日に土用干しと言ってお日様に当てて干す作業をするのだが、その「3日間連続で晴れ」の日が全然ないのだ。

さては、梅干しには向いてない県かもしれない...

そんなことを思いながら、図書館で借りた梅干しを漬けているおばあちゃんのお話を読んで、

「梅酢に浸かった梅干しはいつまでも待っててくれるから、干せると思った時に干したらいいのよ」

の言葉を心の拠り所にしてみたりした。

もうすぐ収穫の稲穂

梅干し作りを教えてくれたまりさんは、お盆の期間に滑り込みで干すことができたようだが、私はその間出張続きで家を空けていて、梅干しのお世話どころではなかった。

ちなみに、梅干しを干す3日間、時々梅をひっくり返さなければならないから、基本は家に居なければならない。

月〜金曜日は、仕事に出ているため土日+平日1日で乗り切るか、3連休を利用するほかない。
出張の多い営業ウーマンにはなかなかチャンスの少ない厳しい戦い。

浮かれている私

9月に入ってからも、毎日天気予報と睨めっこ。
晴れが3日続く日を待ち望んでいた。

すると2週目の土日月に、晴れマークが3つ。

ここがこの夏に干せる最後のチャンス!
るんるんしながら週末を迎えた。

梅干しちゃん、いよいよだね。
お待たせ。

この後白い服を着てることを後悔する私

百均で買った干物用の編み籠を用意していたけど、それよりすだれの上に乗せた方が楽そうで、急遽予定変更。

梅干しをすだれの上に、くっつかないように慎重に並べていく。
数時間に1度ひっくり返しながら、満遍なくお日様に当てる。

整列した梅干しちゃん


梅干しの表面に塩の結晶が浮き上がってきて、それっぽいシワも生まれた頃、初めての梅干しが無事に完成した。

ひゃー、長かった。
というか、待ち遠しかった。

初めての梅干しの味は、昔ながらの酸っぱ〜いやつだった。
これはお米がいくらあっても足りない。

本当は干してから3ヶ月後くらいが馴染んで美味しいらしい。
待ってる間に食べ干してしまわないか心配だけど、ここは我慢。がまん。

これから可能な限り、毎年梅干しを漬けたい。
そのために、心と時間に余裕を持った生活を送らなきゃね。

玄米おにぎりと私たち

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