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「やりたいこと」とは?
1 なりたい姿
私は中学校で勤務をしています。
私の目標は、中学校を卒業した時に生徒が
「誰に何を言われようとも、周りを納得させて、自分で進路を決めた」
という決断をして中学校を卒業することを見守ることです。
自立するためのキーワードとしては、自己理解と自分のなりたい姿を想像することです。この2つのことを中学校3年間で学ぶことにより、自分らしい進路選択ができると考えています。
実は、これは現代を生きる大人にも当てはまるのではないでしょうか。
自分自身を理解して、なりたい姿を模索して生きている人たちはたくさんいると思います(私自身も含めて)
2 「やりたいこと」=夢?
やりたいこととは何なのか?
夢とも言い換えることができるかもしれません。
僕は、「夢」とは「ドリーム:dream」ではないような気がしています。
僕は「夢」は「ウィル(意思):will」だと思います。
植松さんは、夢は意思と述べています。
夢と聞くと、
「プロサッカー・野球選手になりたい」
「YouTuberになりたい」
「10兆円稼ぐ」
など大きな話になることがありますが、そんなことはなく、目の前の何気ないことに意思持って行動することなのでしょう。
「私には夢がありません」という人がいます。
君ももしかしたらそうかもしれない。(省略)
でも、夢と意思がイコールだったとしたら、どうでしょう。
「私には意思がありません」と宣言するのは、とってもこわいことです。
意思がないなんてそんなことあり得ないと思うかもしれませんが、物事を決めない癖がつくとどうなるかについてこのように述べています。
君はやがて、大人が「こうしたほうがいい」ということを黙ってやるようになるでしょう。
君はやがて、人からどう思われるかばかり気にして、楽しくなくても周りに合わせて楽しいフリをするようになるでしょう。
自分で決めない癖がついて、意思をなくし、夢をなくすと、君は自分が何をやりたいかを見失ってしまいます。まわりに流され、人のいいなりになってしまいます。
本当はやりたくないことを、諦めながら続けて生きていく、そんなきけんもあるのです。
「しょうがないから」「ほかにないから」「仕事だから」「お金のためだから」自分に言い訳をしながら、誰かに命じられたことを誰かにいわれたやり方でやる人生。(省略)
失敗もしないかわりに、チャレンジの喜びもない。それが君の未来でしょうか?
この本は小学生や中学生などに向けて本を作っています。
しかし、これはそのまま大人にも当てはまるような気がします。
「君はやがて、大人が「こうしたほうがいい」ということを黙ってやるようになるでしょう。」
この部分の大人は会社、上司、友人、家族などという言葉も当てはまります。
3 夢(意思)を取り戻すには?
では、意思(夢)を取り戻すためにはどうすればいいのか?
それは、小さなことを自分の意思で決定するようにすれば良いのでしょう。
「朝は◯時に自分で起きる」
「朝ごはんはパンにする」
「出勤時間1時間前に出社する」
「定時退勤する」
など自分の意思で行える部分は1日の中にいくつもあります。
そんな小さなことでも自分の意思は取り戻せます。
(これは意思を取り戻すリハビリなので、長く意思を失っているとリハビリに長い時間がかかります。私がそうです)
また、不思議なことでそういう小さなことを積み重ねていると、
「◯◯してみたいな」というやりたいことも見えてきます。
また、「やりたいこと」が見えてきた時に、それが本当に「やりたいこと」なのかを判断する時のヒントがあります。
それは、「体感時間が長いかどうかです」
好きなことをやっているときとそうでないときとでは、同じ1時間でも、感じ方が全く違います。(省略)
体感時間は驚くほど正直に、「自分がその時間を楽しめているかどうか」「心地良く過ごせているかどうか」を教えてくれるのです。
ですから、「時間が経つのが遅く感じるな」を思うような仕事や場所、人は、できるだけ自分から遠ざけたほうがいいと私は思います。
言われてみるとその通りです。
体感時間が短く感じることが「やりたいこと」と直結する可能性があります。
自分の意思決定回数を増やして、体感時間が短く感じることを増やす。
このことが自分のやりたいことや自分に合っていることを見つけることになるかもしれません。
そして、やりたいこと、体感時間が短くなったと感じたことの解像度を上げて、自分なりの言葉にすることで、日々の生活が豊かになるのではないでしょうか。
私自身は、noteをまだ書き始めて日は浅いですが、
1 自分の思考が整理される
2 アウトプットすることで今まで読んだ本の内容が頭の中にインプットされる
3 インプットされた考え方を行動に移す(まだあまりないが・・・)
ということを感じており、朝の時間が豊かになったような気がします。
私の目標は、中学校を卒業した時に生徒が
「誰に何を言われようとも、周りを納得させて、自分で進路を決めた」
という決断をして中学校を卒業することを見守ることです。
と最初に書きましたが、これは同時に自分自身にも言えることなのです。
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