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都市生活を支える、満員電車における団体行動スキル

団体行動は、得意じゃないんですけど、通勤の満員電車に乗る技術や降りる技術って、全く知らない人たちと協力して何かを成し遂げる訓練を毎日のようにさせられてたのかと、気付いたんですよね。

みんなで効率よく乗り降りするという「公共の利益」と、私はこのポジションに行きたいという「私欲」とのバランス。非力な私がいかにして潰されずに人口密度の低いエリアに移動するかというサバイバル。たまに発生する、助けが必要そうな人への迅速なアシスト。短い時間に繰り広げられる状況把握と判断と行動。

壁にへばりついてひたすら薄くなるのか、一旦降りるのか。
いかにして自分の力ではなく押してくる群衆の力を利用して車内の奥の方に移動するのか。
空いた席に誰が座るのか。
流れに着いていけば降りられるのか、それとも、「降ります」と宣言するのか。

分析したら一冊の本、一本の映画になるのではないかというこの日本文化。職住近接(職場が都心)は、家族で暮らすにはちょっとむり。今日もりまちょは電車でスキルを磨くのであった。続く!



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