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10年後の仕事図鑑

ホリエモンこと堀江貴文さんと落合陽一さんの共著。

教養力が高く、実績も残されているお2人が共同で書いたものだと言うこともあり、とても勉強になったし、深い内容だった。ただ、言ってる内容が自分にとっては高度で、飲み込むのに少し時間がかかった。解釈の仕方にも絶対の自信はないが、自分なりにまとめてみようと思う。

この先の未来では、多くの人が知っているようにAIによって今ある多くの仕事は無くなる。AIでもできるようなことなら機械を買ったほうが使う側もコストが安く済む仕事は消えていくのだ。この著書では、その中の一例に弁護士やエンジニアなど、消えそうには感じないものも含まれている。

ただ、ここで堀江さんは、ということは人間がやらないといけない仕事がAIにしてもらえるんじゃん。だったらその余った時間でやりたい事がやれるじゃん!と言います。そして、そのやりたい事、好きな事に仕事になるまで没頭する事で好きな事でお金を稼げる時代になっていると言っています。

さらに、AIに仕事をとられるのでは!?と考えている人をダサいと一蹴。理由は、AIにとって変わられるような仕事ではなく、AIを使いこなす仕事をするという視座をなぜ持てないのか、とのこと。

いやいや、まあ普通そんな視座を持つような凄え人はそうそういないんじゃ!?とは思いましたが笑

要は、言いたかったのは

『誰にでもできるような事ならAIが低コストでやってくれるのだから、これからの世の中は量産型人間には厳しいものになるよ。その変化に適応する人間でいたいのなら、他人と差別化するために好きな事に誰も追いつけないくらいまで没頭し、スペシャルな、オリジナルな人材になる事で自分だけが与えられる価値をつくることが大事だよ。』

って事だと思う。

「これをやりたい!」

っていうモチベーションを持てるのは人間だけ。AIにそんな感情はない。だからこそ、やりたい事をやるのが大事。

全体として、

堀江さん→とにかく好きな事を追いかけて追いかけて、没頭していれば自分だけが持てる希少価値が手に入るから仕事になる。

という感じな一方で

落合さん→他人と違う、ニッチな領域であるほど競合相手が少なく、出し抜けられる。好きな事は好きなことでも「仕事になる趣味」を3つ持った方がいい。

という感じで若干の考え方の違いは感じた。

とにかく、大事なのは周りと同じように生きることではなく、希少な価値を持っているレアな人間になる事で自分をブランド化することだと思った。

そのために、やりたい事をひたすらにやる。その過程で得た体験をうまく価値として人に提供できれば仕事になる。

そのための第一歩は、自分で意思決定を行えるようになる事。「俺はこうがいい。あれが食べたい。あれをしたい。」と常に自分のスタンスを持てる人になる。そして、成功が失敗かを考えすぎず、今の自分のを信じ抜く事。これは稼げる、稼げないに関わらずとても大事なマインドだと思う。自分というものを持って自分の意思に従って生きる。幸せに生きたい人にとっては超大事な事だと思う。

最後に、この本の最後に書いてある堀江さんの一文がかっこいい、名文なので共有を。

"未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ。"



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