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介護職を採用するポイント①

こんにちは!
リクサポ運営局です!

  • 介護職を募集しても、ぜんぜん応募が集まらない…。

  • 採用成功の確率を高めるためには、どうしたらいいの?

  • 優秀な人材を見極めるコツを知りたい…。

  • せっかく採用したのに、すぐに辞めてしまう…。

  • 介護職を志望する求職者は一体何を考えているの?

この記事では、上記のような疑問や悩みに三回に渡ってお答えします。
介護職の採用難易度から、給与や休日といったデータ面の相場、介護職経験者の転職理由、求人を作成する上でのポイント、優秀な人材から内定承諾を増やすコツ…などについて、お伝えしていきます。

ぜひ、介護職の採用を行なう上で、お役に立ててください。

介護職の採用難易度は高い?低い?

まずは、介護職の採用難易度から説明していきます。

採用難易度を図る指標のひとつが、有効求人倍率です。有効求人倍率とは、「求人数(有効求人数)」を「公共職業所(ハローワーク)に登録している求職者数(有効求職者数)」で割った数値のことを指します。

この有効求人倍率が1倍を超えると、求職者数よりも人材を求める企業数のほうが多いということになります。それはすなわち、人手が不足しているということ。採用の競争率が高く、求職者にとって有利な状態です。

2015年以降の有効求人倍率は、1倍以上。2018~2019年は1.6倍以上と、求職者にとって非常に有利な状態が続いていました。

しかし、2008~2009年のリーマンショック時よりも、企業業績への影響が深刻になると言われているコロナショックが起こりました。実際に、雇用への影響はあったのでしょうか?厚生労働省が発表した資料によると、2020年4月の有効求人倍率は「1.32倍」。前月と比較して、0.07ポイント低下と、ここ数年の中でも最大の下落幅と言えます。

リーマンショック当時と比較すると、まだ高い数値にも思われますが、昨年まで続いていた「求職者優位の売り手市場・採用難」に歯止めがかかりました。新型コロナウイルスの影響により、今後は「企業優位の買い手市場」の傾向が強まっていくとの見方が強まっています。

介護職の有効求人倍率

ここで「介護職の有効求人倍率」を見てみましょう。厚生労働省が公開している「職業別一般職業紹介状況[実数](常用/含パート) 」によると、2020年4月は「3.97倍」。2019年12月の有効求人倍率が「4.80倍」であることを踏まえると、新型コロナウイルスの影響を受けて、数値が急激に下がっていることが分かります。

しかし、「全職種平均の有効求人倍率」と比較していただくと分かるように、有効求人倍率が急落したとはいえ、他の職種と比較するとはるかに採用が難しいと言えます。だからこそ、採用において工夫が求められるでしょう。


介護職の人材が不足している理由

そもそもなぜ、介護職は他の職種よりも採用が難しいのでしょうか。その理由を説明していきます。

近年、介護業界で課題となっているのが、「2025年問題」です。2025年頃までに、団塊の世代が後期高齢者である75歳以上になることで、医療や介護の社会保障費用の急増が懸念されています。厚生労働省の推計によると、後期高齢者の人口は、2025年には2,179万人に達すると言われています。これは、総人口のうち18.1%が後期高齢者であるということです。

約2,000万人もの後期高齢者を介護するために必要な介護人材は、245万人。しかし、現在の介護人材は190万人と、55万人も足りない状態なのです。年間6万人もの介護人材を増やしていかなければ、人手不足はより一層深刻になっていきます。

また、介護業界は「給与の低さ」や「人間関係」、「業界へのネガティブイメージ」といったことが要因で、採用難易度が高いです。加えて、介護業界の離職率は「16.2%」。多くの苦労を乗り越えて採用をしたにもかかわらず、離職によって人手不足が解消しないという現象が起きているのです。

介護職の採用で押さえておきたいデータ面の相場

次に、「介護職の採用に関する基本情報」を解説していきます。介護職の平均的な年収や休日日数、残業時間、転職理由について見ていきましょう。

介護職の働く環境や求職者心理を理解することで、自社の魅力となるポイントも見えてくるでしょう。

介護職の平均年収

2019年度賃金構造基本統計調査によると、医療・福祉職の平均年収は約339.3万円となっています。年齢別で見てみると、19歳以下は約172万円、20~24歳で221万円、30~34歳で約292万円が相場です。
※出典:厚生労働省 令和元年度賃金構造基本統計調査


介護職の平均休日日数

次に、厚生労働省が発表した2018年の調査によると、全職種の1企業平均年間休日総数は「107.9日」。医療・福祉職の1企業平均年間休日総数は「109.4日」となっており、やや休みが多いことが分かります。
※出典:厚生労働省 平成30年就労条件総合調査

介護職の平均残業時間

厚生労働省が毎月発表している「毎月勤労統計調査」によると、残業時間(所定外労働時間)の平均は全体が「月12.3時間」。それに対し、介護職は「月6.3時間」となっています。全体と比較すると、残業時間は少ない傾向にあるようです。
※出典:厚生労働省 令和2年4月毎月勤労統計調査

求める経験・スキル等に応じた給与相場を知りたい方は、リクサポにお気軽にご相談ください。求人掲載中の同業他社の雇用条件等を踏まえて、適切なアドバイスをいたします。

介護職から介護職へ転職する理由とは?

「社会人経験のある男女10000人」を対象に、リクサポは独自にアンケートを実施しました。その中で、「介護職から介護職に転職した人」のデータをまとめています。


転職理由は、「給与や待遇に不満がある」が1位となっています。次いで、「労働時間が長い(残業が多い/休日が少ない)」が2位。さらに、「人間関係がうまくいかない」「スキルアップを図りたい」「肉体的にツライ」と続きます。


介護職経験者の転職理由は、裏を返せば、これらを解消できれば魅力になるということ。給与や待遇の改善を図ることで、求職者に魅力をアピールすることができます。また、特に注目したいのが、「人間関係」や「スキルアップ」が転職理由として重視されているということです。


「給与が特別に高いわけではない」「休みが多いわけじゃない」という場合でも、「社員同士の雰囲気の良さ」「新しい施設で人間関係がまっさら」「資格取得支援制度があり、費用は会社負担でスキルアップできる」「介護だけでなく、医療の知識まで深められる」といった魅力を伝えることができれば、応募を集められる可能性はあります。

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