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答えのない道を歩め!これからは「ストリートスマート」が時代を担う

この世はビジネス戦国時代。
新規事業を立ち上げたいという人もいれば、今の事業を立て直したい、より盛り上げたいなど事業を行っている方にも色々な状況の方がいます。

事業を行う上で上記それぞれに共通して言えることは『答えがないこと』です。

「答えがない」ものとどう向き合うのか、「自分自身の答え」はどう出していくのか考える技術、思考力について今回は、ストリートで常に自分の高めた無敗の剣聖「塚原卜伝」を交えて話していきたいと思います。

ぜひ今回の作品を通して「思考についての理解」と「思考力の向上」につなげてほしいと思います。

最後には、考える技術のテストも用意してますのでぜひチャレンジしてみてください!


1:ストリートファイトで積み上げた無敗記録

みなさんは塚原卜伝はご存知ですか?!
戦歴は、生涯無敗という最強ぶりで「剣聖」なんて言われたりもしています。

塚原卜伝(鹿詰公園にあります)

この強さの秘訣は旅で築いた「ストリートファイト」です笑
というのは、人生の約半分である39年は廻国修行の旅に費やしていました。
*廻国修行=各地を回って武術を修行すること。

旅路に次ぐ旅路で、各地を巡りながら色々な剣を知り、戦い、極め続けてきました。

他の流派との対決や、各立地による剣への影響だったりは、体感・経験してこそ意味があります。

今でいう学校や塾で習い、それを答えとして考えているだけだと、実際に相対すると相手の剣術の癖や立地での影響具合など、想定外ということが多々あります。

ですが、『想定外=命を落とす』の世界で判断の遅れはとても欠かせないです。
その判断力に対して必要なのが「思考力・考える技術」になります。

「この流派の癖は?」「この人自身の剣の特徴は?」「それに対して勝つために自分が今しなければならないことは?」などなど常に思考し、対処するための土台として徹底的に基本の打ち込みを続けたからこそ、どんな相手にもどんな状況にも対応でき生涯無敗という記録を築けたんだなと思います。

事業にも答えはありません、想定外もいくらでも起こり得ます

ストリートだからこそ起きる想定外に、対応する思考力を身につけていってほしいなと思います。そして、答えのない道もどんどん歩み続けてほしいなと思います

そんな、思考力についてもっと深く見ていきたいと思います。


2:WHYの数だけ利益をうむ

売り上げを向上させたい、いい事業を作り上げたいなら徹底的に「なぜ?」「どうして?」を積み上げてください!
その数が事業の売上につながっていきます。

では、思考するとはどういうことか?
「常に自分に質問し続ける」ことです。
なぜ思考が必要なのか?
⇨答えがある学校で成績いいのと、答えのない事業は全くの別物です。

*テストのために覚え、終われば忘れる知識ではなく、問題解決するために何をするか考える思考力が圧倒的に事業には必要。
⇨知識の有無ではなくて、わからないものを頼まれたときの思考が大切

知的に怠惰になる人は、それなりの人生になるということを理解した上で、『毎日、真剣という頭脳を研ぎ磨いてください』

では、その思考する上での注意点を2章では話していきます!

2ー1:「仮説と結論」を区別せよ!!

経営者や、コンサルタントの多くは仮説を結論だと思い込んでる節がある。

「〇〇は衰退傾向にあるから、ここの業界への進出は避けよう」とか「〜〜は効果悪いから投資避けよう」などの『衰退傾向にあるだったり、効果が悪いというのはほんとに結論ですか?』というのを問いたいです。

この仮説がそもそも正しくなければ結論も正しくないのです。

例えば、、、
衰退傾向にある・効果が悪い」というのはどこのことを指しているのか?しっかりみていかなければならない。
⇨「全体的な売上は下がっているが男性が減っているだけ」だったり、「若い層は逆に伸びている」などがわかってきたりする。
⇨結果、衰退傾向にあるだけではあまりにも雑に感じます。

「〜〜が悪い」=「この問題解決は難しい、撤退しましよう」は何の提言でもありません。

仮説に対して、一体どんなデータ・証拠があって、どんな分析をして結論としているのか明確にしていきましょう。

本質的な結論を掘り下げてみつけていきましょう!


2ー2:「現象と原因」を区別せよ!!

次に仮説から結論を導き出す上でのさらなる注意点です。
それは、多くの方が「現象」にしか目がいってないということです。

「売上が上がっていない」という問題に対して、「営業マンは製品が悪い」「製品部は営業マンのやる気がない」など部署ごとにいくつかのことを原因として挙げられますが、これらはあくまでも現象です。

実際の原因というののは、これらのあげたもののうちの一つです。
他のは、あくまでもその現象から生じているものにしか過ぎないのです。

ですが、どうしても現象を数え上げるだけで終わってしまい、原因を他部署に押し付け合う始末だったりするわけです、、、。

現象を原因として間違うと、、、
・営業部のやる気を出させようと、インセンティブだったりモチベーションを上げる施策をしても製品が悪ければ意味がないです。
・価格も下げ品質も良くしようとしても、営業マンに問題があれば自殺行為でしかないです。

解決策を結論として出す前に、原因をしっかり明確にすることが何よりも重要である。

根本の原因を知る方法として「フィールドインタビュー」がおすすめです。

フィールドインタビュー:泥臭さに勝るものはない

実際に泥臭くそれに関わるデータを見たり、足を運びその現象に関わる人にしか聞けないことや、そこだから感じれること、知れることを情報として聞き出す。

それが例えば、先の営業の話で行けば
「地域ごとに売上として差があるか?」「人によって売上に差があるか?」
「人によって差があるなら営業の仕方の違いはどうか」まで見ていくことが大切である。

ここまですることで、本質的な原因を突き止めることができ、結論も導き出せる。


2ー3:わかりやすく形にせよ『ピラミッドストラクチャー』

これまでの話を整理するのにおすすめなのが、「ピラミッドストラクチャー」です。

この図通りに組み立てていくのみです!!

しっかりしたロジックが通っているのか確かるためにも、ぜひピラミッドを築き上げてほしい。

これができればプレゼンするにしても、このピラミッドの構成通り話せば納得するものになる。

「仮説と結論」「現象と原因」それぞれしっかり区別し、問題解決に進んでいってほしいと思います!


3:事実を何よりも大切に

事実以上に大切なことはないです、
「そんなの当たり前じゃん!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は中々大切にできていないんです。
日本のいいところでもあり、事業においてはかなり悪いものでもある『同質性』というものが邪魔をしているんです。

「多くの人がいるもしくは、立場の上のものがいる」といかにもそれが結論というふうになってしまうんです。

この同質性が、論理的思考をかなり邪魔してしまっている。「〜さんがいっているから」だけで話が進み、それが正しいのか正しくないのかなんていう議論は行われない。

事実より、立場などを大切にしているからこんなことも企業によっては起きている。

U字管現象とさらに悪い、J字管現象
U字管現象:何かしらの問題の指摘を部門から部門へ伝える際に、起こる現象。
結局、文句の伝言往復リレーとなり解決に繋がらない。

J字管現象:さらに最悪で、下のものが上に伝えると、注意されることを察知し伝えることすらやめる。こちらも同様解決に繋がるわけがない。

『自己否定』が事業を伸ばすと覚えてほしい。
これは経営者でも、立場がどこの人でも誰にでも言えたことです。
今、自分がやってる言動が正しいのか疑うこと、つまり自分に質問し続けることが、冒頭でも伝えた通り、事業を伸ばすのです。


4:最後に〜努力が答えのない道を照らしてくれる〜

思考について理解ができましたか?
考え過ぎて悪いことはないです!むしろ磨き続けてください。

より深く、より広く考えることができる思考力が、何も答えのない道に光を与えてくれます。
その自分なりの答え、自分なりの思考法が何よりも重要です。

そのためには考えて、考えて、考え抜くしかないのです。

ですから、これを最後まで見てくださってる方に特別にチャレンジしてほしい思考トレーニングを出します!「何の意味あるの?とか思わずぜひやってみてください!」

・タンザニアにリュック一つで行きます。何を入れていきますか?!
・花見と日本人をテーマに起承転結の文を書きなさい(1200字程度)
・あなたの事業の解決すべき問題点を三つ挙げなさい(それを実行していない理由、できない理由も挙げなさい)
・今から5年後どんな車が普及していると思いますか?

これらどれかでもいいですし、全部でもいいですのでぜひやってみてください!
やってみたの送っていただければ、それぞれの解答のポイントもお伝えします!

これらの他にも思考トレーニング問題は下記の本に載ってますのでより高度なトレーニングしたい方はぜひ読んでみてください!


最後に、解答送っていただくInstagramを載せておきます!
ぜひ多くの方のチャレンジお待ちしています(また、リクエスト等もお待ちしていますので気兼ねなくいってください!)

最後まで読んでくださりありがとうございました!
考えることを止めなければ道は開けますし、センスとかではありません。
泥臭く、一緒に思考を深めこのビジネス戦国時代を生き抜きましょう!


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