見出し画像

モテモテの体験記が少ない理由を考えた

今年2回目の大雪騒動は、意外に早く収束しました。これをもって「何だ、この程度か」と思わず「ああ、この程度で済んで良かった」と受け止める方が幸せだと思いますが、いかがでしょうか?

さて、……

実は世の中に少ないと思うのが、標題の本。モテモテの体験記をあなたは読んだことがあるだろうか?

これとは逆に、世の中に「モテない話」は山のようにある。そして、モテないこと前提にして取り上げた本は多い。

このモテない話は、更に細分化される。
まず、モテない自分探しとでも言うべきなのだろうか、自分がモテない理由をいろいろと探求してまとめる一派がある。

次に、モテない理由を考えつつも、いろいろな理由をつけてその状態をおかしいとして反論する、徹底抗戦グループがいる。

更に、モテない自分を受容してそれでもいいやと諦めて、その他の分野で自分の価値を見い出そうとする一群がいる。

もちろん、これとは逆のベクトルに動く人達もいる。モテない理由が分かれば改善すれば良いと、あれこれその方策を検討する一団がいる。

加えて、かつての自分と改善方策を実行した自分を比較対照し、改善策の効果を測定して誇らしげに報告するチームがいる。

モテないことを取り上げると、このように多種多様なジャンルがある。加えて、モテる人間とモテない人間ではやはり数が違う。

極めて感覚的となるのはご容赦願いたい。それでも、かつて男子22人女子20人程度の学級の中で、モテていた人って男女それぞれ2~3人位だったのではないか? そうすると42人の中で最大6人、14.3%に過ぎないことになる。

これを考えれば、モテモテの体験記に共感できる人は、全人口の15%もいないのは明らか。世の中のニーズを考えれば、極めてニッチで大衆向けではない本であることが分かる。

しかも、モテモテの体験記は書くスタンスが難しい。かくかくしかじかで私はモテると堂々と書き切るのには、それなりの説得力が求められる。

更に、世の大多数の人の反感を買わないようにマイルドに、かつ上から目線にならないように書くのはすごく神経を使うだろうと思う。

その上で、大抵の人が素直には受け止めず、単なる自慢として認識しがちだとすれば、まあそれを読みたいニーズはやはりないわなあとの結論に至らざるを得ない。

昔、このような本があったことをふと思い出してつらつら愚にも付かぬことを書いたことを、お許し願いたい。

お読み頂き、ありがとうございました。

読んで頂いただけでも十分嬉しいです。サポートまで頂けたなら、それを資料入手等に充て、更に精進致します。今後ともよろしくお願い申し上げます。