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地味に続く介護

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故郷に残る一人親への対応を中心に、関連する話題を書いてまとめています。黄昏時のサラリーマンが直面しつつ、あまり会話に出てこない内容なので、斜め読みして頂くことで取っ掛かりとしてお…
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2021年7月の記事一覧

孝行したい時にいる親とは

孝行したい時にいる親とは

今週もお疲れ様でした。あなたの努力は理解されにくいかも知れませんが、見ている人はきっといると思います。

さて……

一般には「孝行したい時に親はなし」と言われる。「親のありがたみがわかって孝行をしようと思う年頃には、すでに親は亡くなっている」との意味だとされる。

でも、年頃だけの問題ではない気がする。子供でも母の日に肩たたき券を上げたり、自分の小遣いを貯めてカーネーションを買ったりする子はいる

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iPadを用いたFaceTimeアプリでの母との面会

iPadを用いたFaceTimeアプリでの母との面会

あなたのご両親は、健やかにお過ごしだろうか? できるだけその期間が長く続くことを、私も心から願っている。

残念ながら私の母は、転倒による大腿骨の骨折を契機に独居は困難となり、老人ホームに入居した。今母がお世話になっているホームでは、ずーっと家族との直接の面会を断っている。コロナ禍のため、これはやむを得ない措置だろう。

ホーム側の視点に立てば、万一施設内で新型コロナウイルスが蔓延、最悪クラスター

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在宅介護はかなりの力技、施設の利用は合理的な選択肢

在宅介護はかなりの力技、施設の利用は合理的な選択肢

日々のお仕事、お疲れ様です。

私は元々離れて住んでいた母を、老人ホームに入居させている。その選択は決して間違っていないと思うし、その自信もある。

しかし、世間的な評価はそうではない。

①親の面倒を見るのは子として当然の務め。人に任せるなどあり得ない。
②親を捨てたのではないか。
③親が住み慣れた自宅を離れざるを得ないなんて、気の毒。

といった批判の声は、割とよく聞かれるものだろう。

①そ

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