アマゾン川への憧れ、これからイカダ下りしてくる
ついに憧れのアマゾン川へ足を踏み入れる時が来た。今回の南米旅で、最も楽しみにしていた場所だ。
僕たちはこれから、アマゾン川でイカダ下りをする。
ここでの体験を、数章に分けて記事にまとめていこうと思う。
アマゾン川への憧れ
アマゾン川は、誰もが一度は耳にしたことのある場所だろう。小学生ですら知っているものが多いはずだ。
僕にとっても、子供の頃から憧れの地だった。これまで『どうぶつ奇想天外!』や『ダーウィンが来た』、『世界ふしぎ発見』などで幾度も目にしてきた。
そして、いつか自分の足でその地を訪れると、夢に描いてきた。遂にその夢が現実になると思うと、期待で胸が高鳴る。
この地ではどんな景色や冒険が待ち受けているだろうか。
これまでの旅の経験から、あまり期待を高めすぎるのは禁物だと自分に言い聞かせている。
しかし、アマゾン川に限ってはそうはいかない。
未知の動植物、現地に暮らす民族、そして彼らの知恵や文化。
どれも僕にとっては未知の世界だ。
それを自分の目で見て、体験する機会が訪れたと思うと、期待せずにはいられない。
アマゾン川での冒険が楽しみでしかたない。
旅の仲間紹介
現在僕らはリマに滞在している。
リマにはいくつものバス会社が集まるエリアがあり、そこからアマゾン川へ向かうバスを探すのが僕たちの次のステップだ。
5日間お世話になったホステルを後にし、僕たちは雄大、そしてロドリゴとともにアマゾン川の冒険へと出発する。
ここで、同行者を紹介しておこう。まずは雄大。知っている人もいるかもしれないが、彼は僕の双子の兄弟だ。
昨年のユーラシア大陸横断旅行に続き、今回の南米旅も一緒に旅している(もし興味があれば、YouTubeに動画をたくさんアップしているので、ぜひご覧ください)。
もう一人はロドリゴ。彼はチリの大学生で、サンティアゴに滞在していたときに1ヶ月間も家を貸してくれた友人だ。
今回は、彼の3週間のバケーションを利用して、一緒にイカダ下りに参加している。
ロドリゴを旅に誘った時、彼は「おぉ、クレイジーだけど面白そうだね。俺も行くわ!」と、二つ返事で応じてくれた。
それが彼のいいところでもあり、僕たちの旅をさらに楽しくしてくれるだろう。
いざアマゾン川へ
僕たちが目指すのは、アマゾン川の支流が流れる街、Atalayaだ。
まずはバスでSatipoまで行き、そこからAtalayaへの乗合バスを見つける必要がある。
そこには、地元のイカダ職人がいるという情報を得ている。
イカダ作りの知識が全くない僕たちにとっては、非常にありがたい街だ。
そして、イカダ職人がいるという噂を頼りに、僕たちは遂にAtalayaに到着した。
ここは、憧れのアマゾン川の入り口とも言える場所だ。
ただ、厳密にはここはまだアマゾン川そのものではない。
みんながイメージするような、あの濁った広大な茶色い川やうっそうとしたジャングルが広がっているわけではない。
Atalayaにはウルバンバ川とダンボ川という二つの川が流れており、この二つの川が数キロ先で合流し、やがてウカヤリ川というアマゾン川の大支流の一つとなるのだ。
僕たちはこの街でイカダ職人を見つけるというミッションがある。
しかし、Atalayaに到着したのは朝の5時前。
リマからサティポまでの15時間のバス移動に加え、SatipoからAtalayaまでの9時間のトラック移動は過酷だった。
トラックの荷台にはオレンジやジャガイモの入った巨大な袋が積まれ、その上に僕たちを含め9人がぎゅうぎゅう詰めで乗っていた。
しかも道は未舗装。揺れは激しいし、砂埃が舞い上がり、僕たちは腰が痛くなり、顔や服は砂まみれ。とにかく最悪のコンディションだった。
そんな状態だったので、イカダ職人を探す余裕はなく、一刻も早く休息を取りたかった。
そこで安宿を探すことにしたのだが、まだ朝の5時前。
こんな時間にホステルのスタッフがいるはずもなく、仕方なく近くの草むらにマットを敷き、3時間ほど仮眠を取ることにした。
それからいつものように、当てもなく安そうな宿を探し歩き、ようやく3軒目で良さそうな宿を見つけた。
部屋はダブルベッドとシングルベッドがある個室で45ソル(約1,800円)、1人当たり600円くらいなのでまずまずの値段だ。
これ以上安い宿を探す気力も残っていなかったのでここで休むことにした。
順番にシャワーを浴びてようやく長い旅路の疲れを癒すように眠りについた。
次回は、第2章「イカダ職人を探せ」に続く。
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