エッセイ | シャーペン新旧
パイロット製 オプト シャーペン
220円(税込)
このシャーペンを10年以上愛用している。
だいぶくたびれてきたので、別の新しいシャーペンの購入を考えたこともあったのだが、この薄いピンクの大きなドット柄が気に入っていたし、この太さと重さに手が慣れていたので、同じ商品を購入しようと売り場を見ても同じ商品がない。他の柄はちょっとピンとこなくて買う気になれなかった。
たまに出かけたときには本屋の文具コーナーやロフト、アートマン、ドンキ…シャーペン売り場を見ていたのだが、なかなかコレに出会えなかった。
てっきり販売終了かと思っていた。
しかし、ついに!ロフトで発見!
↑(大袈裟な!)
売り場で見つけたときは、
「あった!」と声をあげてしまった。
そんなに欲しいのなら、インターネットでいくらでも買えるだろうと言われそうだが、それではワクワクしないので嫌だ。文具は目で見て手に取って購入したい。
だからずっとひび割れてきた部分を気にしながら、200円のシャーペンを大事に使ってきた。
グリップの黄ばみはわかっていたのだが、比較してみると本体の色も変わり果てた姿となっていた10年もののシャーペン。
そうだ。光沢があったんだ。
並べて気づいた劣化。
いつの間にかただの透明ピンクになっていた。
ドット柄も少し剥げているし、薄汚れている。
新しいシャーペンを握ってみて、グリップが柔らかいことに驚いた。
あ~黄ばみだけではないのね…
固くなっちゃってたんだぁ…
古いシャーペンはまるで今の自分のようだと思いながら、バッグに入れた。
今日、久々に自宅に帰るシャーペン。
長い間、お疲れ様でした。
ありがとう。
捨てられないなぁ…
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