赤い字の手紙
先日、ある人からお返しの品をいただいた際、メモ程度のお手紙がついていました。
りくさんへ
ほんの気持ちです。
ありがとうございました。
それが赤ボールペンで書いてあったので
ギョッとしたのです。
赤ペンで手紙を書いてはいけない
小さい頃から、誰から教わったことなのか…
その教えを守ってきたので驚きました。
その人はそのことを知らないから、赤いボールペンでメモを書いたのだとは思いますが、気のちっちゃい私は、それを教えてあげることもできませんでした。
だいたい赤字がダメってほんとかな???
見なかったことにしよう…
赤字は絶交と子どもの頃は言われ、
大人になってからは墓石に彫る建立者名を赤く塗ることも知りました。
果たし状の血判だとか、戦争の赤紙とか、
赤にはあまりいい印象がないと教わりました。
でも…
赤字がいけないなんて、もしかしたら私の年代までが拘っていることで、私たちより若い年代は全く気にしていないかもしれない…
もしくは、私の育った地域だけの言い伝えかもしれない…
モヤモヤする…
いや、もしかしたら…
その人は長いこと私のことが嫌いで、
嫌いです!!!
って赤い字で伝えたかったのかもしれない…
などと、頭の中をネガティブな発想がぐるぐる渦巻いてしまい、眠れなくなってしまいました。
自分アホか!!!
馬鹿らしい話だと笑ってやってください。
どれだけネガティブなんだよーって
自分でも笑ってしまいます。
でも私は今日これから、
「ありがとう!美味しかったよ!」
と、その人にニッコリお礼を言います。
赤い字は見なかったことにして…
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