アントニオが諦めた理由

えんとつ町のプペルでアントニオというキャラクターがいます。

アントニオは星をみんなに見せるという夢を持ち行動するルビッチを馬鹿にして夢を諦めさせようとします。

アントニオはドリームキラーなのです。

しかし、そんなアントニオも幼い頃星を見たことがありました。そして、星に憧れを見せました。

しかし、アントニオは「もう一度星を見る」という夢を諦めて、星を見ようとする人の邪魔をするのです。

それは、アントニオが映画で「諦めた自分が馬鹿みたいじゃないか」と言ったように、諦めた自分を正当化させるためにルビッチを落とそうとしていたのです。

自分が頑張ることなく、頑張っている人を蹴落とすことで相対的に人の上に立とうとする1番ダメなパターンです。

それは、皆さんも分かっていると思うのですが、

今回はなぜアントニオは夢を諦めてしまったのかについて考えました。

「親の存在」がとても大きかったのではないかと思います。

だって、ルビッチは「星の存在を紙芝居でしか知らない」はずなのに、あると信じて行動している。

アントニオは直接みたはずなのに、信じきれずに諦めている。

それは、2人の1番近い存在である親な1番の原因があると考えました。

ルビッチの親であるブルーノは病気を持つ奥さんがいても夜に飲み歩きトラブルを起こすことが多くありましたが、

「決して嘘はつかない」という一面がありました。

そして、奥さんはそんなブルーノのことを信じていました。

きっとその2人を見ていたルビッチは強い憧れを抱いていたのだと思いますし、ルビッチにとって憧れは強くて頼もしい父であるブルーノであったと思います。

アントニオの親はほとんど出てきませんが、「上を見るという前提」すら持っていない親であった(プペルの世界では常識人と言える)ために、アントニオは星を信じてはダメだという信念を持ったのだと思います。

この両者の親の違いが本人の「在り方」を変え、「行動」を変え、「結果」を変えたのです。

これは、皆さんにも当てはまることかと思います。

あなたは本当にやりたいことをやっていますか?
あなたは本当に自分の人生を生きていますか?
親の生きて欲しい人生ではないですか?

そんなことを自分に問いかけてみてください。

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