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必要のないマスクを解除していくためにお願いしたいこと

ドイツでは昨日(2月2日)から全州で、バスや電車内でのマスク義務がなくなりました。もちろん、着用を続けたい人は続けてもOKです。

マスク着用義務が残っているのは、医療機関の中だけとなりましたが、4月7日にはその義務も有効期限を迎えます。ドイツの病院協会からは、必要とされる場面以外での院内でのマスク着用義務はそれよりも早く解除するよう求める声も上がっており、延長となる可能性は低い状態です。

命と同じくらい人間らしい生活を重視

マスクの着用が無くなる代わりに病院では、スタッフや受診者、入院者、訪問者に、抗原検査で陰性を確認する義務が出てきます。ドイツでは抗原検査が普及した結果、コストが下がり、精度も上がったことについてはnoteでも何度も書いてきたとおりです。

日本の病院や療養施設では、お見舞いが「禁止」だったり「ガラス越し」だったりと、非人間的な新型コロナ対策が今でも続けられているという話を聞きます。その点、ドイツでは当初からロックダウン中でも高齢者のお見舞いはOKでしたし、ホスピスにいる終末期の家族にマスク無しでお別れを言うことは許されていました。4月からは、治療も介護も看護も、必要な場面以外ではすべて「マスクを外して顔を見て」が標準となります。

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