文系女医の書いて、思うこと。【スタンダード】

新型コロナウイルスの起源、中国情報開示のカギ握る「ふたりの人物」

新型コロナウイルスの起源、中国情報開示のカギ握る「ふたりの人物」

6月3日、米SNS大手Facebookは、陰謀論だとして削除するとしていた「新型コロナは人工的に作られたウイルス」と主張する投稿の削除をやめる方針を示しました。アメリカは一般メディアだけでなくソーシャルメディアも巻き込んだ総力戦で「研究所漏洩説」の可能性を世界にアピールしていますが、他国のメディアは「米メディアが~と報じた」という引用の形の報道に留まり、専門誌はニュース欄も含め冷静です。 ●中国に埋もれた情報を公開できるのはこの2人 新型コロナウイルスの起源をめぐり、世界が

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「ウイルス研究所漏洩説」をめぐる機密文書の公開が相次いでいる2つの理由

「ウイルス研究所漏洩説」をめぐる機密文書の公開が相次いでいる2つの理由

新型コロナウイルスの武漢ウイルス研究所漏出説を支持する機密文書の公開が相次いでいます。 5月23日、米大手新聞「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」は未公開の機密文書を入手し、2019年秋、武漢ウイルス研究所(WIV)の所員3名が風邪症状を示して受診もしていたことが分かったと報じました。 5月30日、65万部とイギリスでは最大の発行部数を誇る日曜紙「サンデー・タイムズ」は、イギリスを含む欧米の諜報機関は当初「ごくわずか」と判断していた武漢ウイルス研究所からの漏出の可

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WSJ記事「武漢のウイルス流出疑惑、焦点は廃銅山」から読み取れること

WSJ記事「武漢のウイルス流出疑惑、焦点は廃銅山」から読み取れること

世界を魅了して止まない「新型コロナ、武漢ウイルス研究所漏洩説」。前回までは、同説が再度注目されるきっかけをつくった英国人ジャーナリスト、ジョン・ウェイド氏の記事やウェイド記事の拡散を後押しした「中国人研究者たちがパンデミック前に生物兵器の話をしていた」という報道の真偽について検討しました。 WHO(世界保健機関)が総会を翌日に控えた2021年5月23日、今度は米大手「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」紙が「2019年秋、武漢ウイルス研究所(WIV)の所員3名が風邪症

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日本の報道はなぜワクチンに消極的なのか?

日本の報道はなぜワクチンに消極的なのか?

メディアは「ワクチンは危ない」「ワクチンは打たない」などと言った見出しが好きです。日本に限らず海外のメディアにとってもそれは同じことですが、日本のメディアは際立ってワクチンに消極的です。 その理由について、日本外国人記者クラブの月刊誌に論説「消極的な報道(Dose of Docility)」を寄稿したので、今日は全訳をわたしのすべての定期購読マガジンの読者の皆さんに提供します。 英語で読める、英語で読みたい、という方はこちらから原文(無料)でどうぞ。8頁です。 村中璃子

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ドイツの森を食べる―中世、修道院で栽培していた痛風薬の「三つ葉」

ドイツの森を食べる―中世、修道院で栽培していた痛風薬の「三つ葉」

ハンブルク郊外の森で「三つ葉(ミツバ)」を採った。お浸しにしたりお吸い物や茶わん蒸しに入れて食べたりする、あの三つ葉だ。 ドイツは今「ギョウジャニンニク(北海道では「アイヌネギ」)に似た山菜「ベアラオホ(ドイツ語で「熊ネギ」の意)」の季節だ。たぶん栽培したものだと思うが、最近、地元の市場でも出回りだしたので、あわよくばと探しながら歩いていたところ、身をかがめて何かを採っているアジア系の女性2人組がいた。期待に胸を膨らませ「何を採っているのですか?」と尋ねると、中国語の混じっ

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「新型コロナ武漢ウイルス研究所漏出説」は陰謀論か合理的な告発か?【解説編】

「新型コロナ武漢ウイルス研究所漏出説」は陰謀論か合理的な告発か?【解説編】

前回のnoteで翻訳を公開した、英国人科学ジャーナリスト、ジョン・ウェイド氏の長文記事「新型コロナウイルスの起源:武漢でパンドラの箱を開けたのはヒトなのか自然なのか?」。翻訳や原文を読まれた皆さんのご感想はいかがでしたでしょうか。 湧き上がっては消え、消えては湧き上がる、新型コロナウイルスが武漢ウイルス研究所(WIV)への疑惑――。世界の科学者は遺伝子解析の結果などを根拠に研究所漏洩説を陰謀論として強く否定してきましたが、同記事はそれに対し真っ向からチャレンジする内容です。

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『原子力科学者会報』が掲載した「新型コロナ武漢ウイルス研究所漏出説」記事【抄訳編】

『原子力科学者会報』が掲載した「新型コロナ武漢ウイルス研究所漏出説」記事【抄訳編】

いま「原子力科学者会報(the Bulletin of the Atomic Scientists)」が掲載した、アメリカ人ジャーナリストのニコラス・ウェイド氏の長文記事「新型コロナウイルスの起源:武漢でパンドラの箱を開けたのはヒトなのか自然なのか?(“The origin of COVID: Did people or nature open Pandora’s box at Wuhan?”)」が注目を集めています。 学術誌に科学者たちが発表したラボ漏洩説を否定する声明や

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日本の子宮頸がんワクチン接種率はどこまで回復しているのか?

日本の子宮頸がんワクチン接種率はどこまで回復しているのか?

ゴールデンウィークの最中の5月1日、共同通信が「HPVワクチン、接種者が増加 低迷から一転20%近くに」と報じました。 全文を見てみましょう。 HPVワクチン、接種者が増加―低迷から一転20%近くに (2021/05/01 共同通信)  子宮頸がんを予防する「HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン」の接種者数が大幅に増えていることが厚生労働省の集計で1日までに分かった。2016年ごろには接種率が1%未満と低迷していたが、その後は増加傾向が続いていた。昨年10~12月は特

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枝をくわえたハトなんていないと思ってた

枝をくわえたハトなんていないと思ってた

ピカソの描くハトはいつも枝をくわえている。そんなのはピカソが創造した平和や愛の象徴で、本当のハトが枝をくわえることなんてないと思っていた。 でも近ごろ、ほんとうに枝をくわえたハトを見るようになった。 毎日午前中だけ、それもくり返し何度も。

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「ウェーバー効果」を知っていますか?―子宮頸がんワクチンと同じことを新型コロナワクチンでくり返さないために

「ウェーバー効果」を知っていますか?―子宮頸がんワクチンと同じことを新型コロナワクチンでくり返さないために

米ファイザーと独バイオンテック製の新型コロナワクチンでは、昨年の12月、海外での接種が始まった当初から、強いアレルギー症状の「アナフィラキシー」が他のワクチンの約10倍の高頻度で起きることが警告されていました。 日本でも医療者への先行接種が始まった2月17日からの3週間、アナフィラキシーを疑う事例が37件報告され、その大半が女性であったことから政府の専門家が、「(旧)茶のしずくせっけん(事件)を思い浮かべる現象だ」「化粧水をよく使っていることが関わっているのではないか」など

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