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【第2話】夏休み明けの長男

夏休みの最終週…

両親と県外に住む妹家族に会いに行ったので、
皆より遅く夏休みが終わりました。


学校を休ませてまで行く必要はなかったかもしれないけど、
先生にも事前に連絡していましたし、
かなり前から決めていたので、
その時は特に考えずそれで良いと思っていました。


不登校になった今、
夏休み終わりもきちんと皆と合わせれば良かったのかなとか
休ませずに学校に行かせていれば良かったのかなとか…
全て【たられば】で考えてしまいます。

学校初日、久しぶりの学校ということもあり、
荷物がかなり多かったので車で校門まで送りました。

学校に入っていく長男を見送ったあと
家に帰って、次男と三男の保育園の準備をしていると

学校から電話が。


「○○くん(長男)が学校に来ていません」


「え、30分前に校門まで送りました…」

どこ行ったんだろう?
どこかで泣いてる?
どこかで遊んでる?

なんで?なんで?なんで?

いろいろな考えが頭をよぎり、

心配、不安、焦り、恐怖、、


「急いで学校に向かいますっ!!」と伝え
出かける準備をしていると


ピンポーンと。


滝のような汗を流して、
持って行った大量の荷物を全て持って帰ってきて、
大泣きした長男が立っていました。

驚きましたが見つかった安堵感。。

「どうしたのっ?!」と叫んでいました。


「学校に入るのが怖くなった。入れない…」と。

長男は、校舎に入らずそのまま家に帰ってきてしまいました。


とりあえず長男の話も聞きつつ、
急いで学校に連絡。


謝罪と本日は休ませますと伝えました。


きっと長男のなかでいっぱいいっぱいになって溢れたんだろう。
とりあえず無事に帰ってきて良かった。


長男といろいろ話をしましたが、
長男も理由は分からず漠然とした不安になったとのこと。


小さい頃から人見知りもなく、
老若男女関係なく誰にでも話しかける長男。

公園で初対面の子とすぐに仲良くなって、
友達になっちゃう長男。

優しくて喧嘩も嫌いで、
天真爛漫で根明な長男。


長男が不登校になるなんて思いもしなかった私は、
「夏休み長かったし、行きたくなくなったのかな~。」
「長い休みだと行きたくないの大人でもあるもんね。」

なんて軽く考えていました。


長男の必死の訴えやSOSに気づいてあげることができていなかったです。

続く

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